色の秘密は水酸化鉄! 「イエローカルセドニー(YELLOW CHALCEDONY) 和名:黄玉髄」紹介
イエローカルセドニーのデータ
・石英の緻密な集合体である「玉髄」の一種
・副成分として含有される水酸化鉄Fe(OH)2の影響で黄色になる
英名 | YELLOW CHALCEDONY |
和名 | 黄玉髄 |
化学組成分類 | ケイ酸塩鉱物 |
晶系 | 六方晶系 |
色 | 黄色 |
光沢 | 脂肪光沢 ガラス光沢 |
蛍光 | なし |
条痕 | 白色 |
劈開 | なし |
断口 | 貝殻状 |
モース硬度 | 7.0 |
比重 | 2.6 |
【参考1】玉髄の仲間
【参考2】
イエローカルセドニーの用途
イエローカルセドニーは玉髄の一種ですが、玉髄は熱に強く艶(つや)があるため、質の良いものはアクセサリー・印材・彫像などに利用されます。
特にイエローカルセドニーの場合は、内部に見られる色のわずかな変化を利用して浮彫の効果を高めることが出来るため、カメオに用いられることが多くなっています。
また、多孔質構造を持つことから、染料を染み込ませて他の色に加工される場合もあります。
イエローカルセドニーの宝飾品
主な産地
①ブラジル
②日本 北海道・福井県・石川県
③スペイン
④ウルグアイ