懲役370年!?AV業界に革命を起こした男の波乱万丈な半生! ドラマ「全裸監督」紹介&感想
ジャンル | ヒューマンドラマ サクセスストーリー R-18 |
テーマ | 人間の本能 盛者必衰 強欲は身を滅ぼす 因果応報 |
気に入ったセリフ | お互い困ったもんですね 頑張って遊んできて 売りたいんだ、人間の性欲を・・・ 隠れてるからこそ、見たくなるもんだろ? オレがジャズを聴くのは、 自由と秩序のバランスがいいからなんだ 聖徳太子の絵本です 殺してくんじ!死刑にしてくんじ! 童貞関係ないだるぉっ!? バカが作ったルールをアイデアで乗り越えればいい 知らなくていいだろう、ゲテモノの正体なんて 時代を作ってきた男が、時代に流されたら終わりだろう? 皆困ってんだな~、もっと笑ってりゃいいのに トシじゃん、何やってんのこんなところで 居てくれるだけで、十分 ホームレスで良ければ・・・ 生きてればそれでいいよ、 間違いなんてない全部正解だ 君には足りないものがある、前科の数だ |
見どころ | 豪快な金遣い 出演する側・撮影する側のバックボーン コメディ要素 刑事役のリリー・フランキー |
シーズン | シーズン1:全8話(約50分/話) シーズン2:全8話(約50分/話) |
シーズン1
あらすじ
舞台は1980年代の北海道。
主人公は売上0の英語教材営業マン:村西とおる。
営業成績トップの先輩にノウハウを教えてもらい、才能が開花。
一気に営業成績トップに登り詰めるが、喜びも束の間、妻の不倫・会社の資金持ち逃げ事件などが相次ぎ、絶望の淵に立たされる。
そんなときラブホテルの盗聴テープなどのピンク商品を売り歩く男:トシと出会い、持ち前の営業スキルを駆使してピンク商品を売りまくり、業界での地位をメキメキと上げていく。
ここからAV業界に革命を起こした男の伝説が始まる・・・
感想
豪快な金遣いもそうですが、AV業界のお話なのでめちゃくちゃな部分も多く、笑いあり波乱ありで面白かったです。
ハワイで逮捕され懲役370年、保釈金約1億円(80万ドル)とかめちゃくちゃですね(笑)
あとAVの撮影で「外へ出ろ!」はダメでしょ🤣
「ビデオデッキが普及したのはAVが観たかったから」という話は小耳にはさんだことがあったのですが、本作でもそのようなシーンがありました。
やはり欲望こそが人間を突き動かす最大のエネルギーであるということが再確認できる小話でしたね。
主人公の貧乏な幼少時代の回想シーンでは、資本主義社会においては「結局は金」であり、好むと好まざるとに関わらず金を稼がなくちゃ生きていくことすらままならないということを痛感しました。
道を踏み外した女性をシャブ漬けにして裏に流すなんていうショッキングなシーンもあり、金のない人々にとっては地獄のような世の中ですね・・・😰
登場人物の一人である「かおる」の母親は毒親のお手本みたいで恐怖すら覚えましたね。
子供に依存し自分の存在価値を子供に見出し、子供の自立を妨げる・・・まるで呪いですね😱
なぜ性はタブー視されるのか?
こんなかおるの母親を見ていてふと「なぜ性はタブー視され、子供は性から遠ざけられるのか」という疑問が浮かんできました。
我々が生まれてきたのは両親が営みを行ったからであり、生物にとって不可欠なものであるはずの性がなぜこんなにもタブー視されているのか?
考えた末、私は以下の理由に辿り着きました。
まず1つ目は「性病の蔓延を防ぐため」です。
みだりに性行為を行えば性病が蔓延するリスクがあり、これは種の存続を脅かす要因となります。
2つ目は「子供はほとんどの点において未熟であり、性行為の真似事で新たな命を授かってしまった場合、責任が取れないから」です。
また、母体にもリスクがあります。(ドラマ「透明なゆりかご」は泣けました😢)
3つ目は「子供は性欲も未熟であり、そんな子供たちにとって性欲は下品で醜悪なものに感じられるから」です。わざわざ本人たちが気持ち悪いと感じるものを見せる必要はないわけですね。
その証拠と言えるのかどうかは分かりませんが、日本でもアメリカでも小学生くらいの子供たちは異性と仲良くしている子に対して「お前あの子が好きなのかよ~」と茶化す傾向にあるように感じられます。
そして茶化された子供は大慌てでそれを否定します。
別に仲良くしても何の問題もないはずですが、彼らにとって性欲に結びつくものは全て不快なのかもしれません。
シーズン2
あらすじ
かつてピンク商品の主流がエロ本からエロビデオに変わったように、いつまでもエロビデオに頼るわけにはいかないと懸念していた主人公:村西は、衛星放送に目をつける。
自身の夢である「空からエロが降って来る」を実現するためにも衛星放送の放映権取得に躍起になる村西であったが、ここから運命の歯車が狂っていくことになる・・・
感想
最終話は少し泣いてしまいました😢
映画やドラマなどでトシのような壮絶な人生を見るたびに「何でもないようなことが~幸せだったと思う~♪」という歌詞が頭に浮かんできますね。
平和でふつ~の人生が一番幸せなのかもしれません。
またミタちゃんの恋心などもそうですが、ほんと人生てのは山あり谷ありだな~としみじみ感じました。
途中までは、カワダも社長なのに監督の村西とテレビ局の人とで板挟みになって、中間管理職みたいな苦悩を抱えて可哀相でした・・・
最後は自由にのびのびとやってそうでよかったです。
以上、ドラマ「全裸監督」を観た感想でした。
NETFLIXで見れるので、興味を持った方はぜひご視聴ください。