ドイツ宝石博物館で有名! 「アゲイト(AGATE) 和名:瑪瑙(めのう)」紹介

2023年4月2日鉱物

アゲイトのデータ

・玄武岩などの火山岩中に見られ、内部にある晶洞の内側を覆う円心円状や不規則な層として形成される
・和名:瑪瑙(めのう)は丸い原石の縞模様が馬の脳のように見えたことが由来

英名AGATE
和名瑪瑙(めのう)
化学組成分類ケイ酸塩鉱物
晶系六方晶系
様々
光沢ガラス光沢・脂肪光沢
蛍光なし
条痕白色
劈開なし
断口貝殻状
モース硬度6.5~7.0
比重2.75

【参考】

玉髄(カルセドニー)

とても小さな石英の結晶が集まってできた潜晶質の鉱物を「玉髄(カルセドニー)」と呼び、その中でも様々な色や透明度で円心円状の縞模様が描かれたものを特に瑪瑙(めのう)と呼びます。

瑪瑙には以下のような種類があります。
・瑪瑙化木(珪化木):木が化石化して有機物が瑪瑙に置き換わったもの
・景観瑪瑙    :外周に規則的な縞模様が並んだもの
・苔(こけ)瑪瑙  :苔状や樹脂状の包有物を含むもの
・オニックス   :表面に真っ直ぐ平行な縞模様があるもの

瑪瑙の宝飾品

奇麗なのに意外と宝飾品は見つかりませんでした。
原石のまま楽しまれているようです。

お値段16万7000円 瑪瑙のカメオブローチ

パワーストーンとしてのアゲイト

小さな結晶が集まり結びつく性質から人間関係などの絆を深め、何色にも染まる性質からどのような環境にも臨機応変に対応する力を与えてくれます。

また古代より石器や武器として使用されたほか、蜘蛛やサソリの毒を消す力があるとされ、守護石として大切にされてきた歴史があります。

石言葉解放
寛容
効用基本:調和と繁栄
グリーンアゲイト:リラックス効果
ファイヤーアゲイト:精神力・悪意や嫉妬を跳ね返す
モスアゲイト:ヒーリング効果
レッドアゲイト:子宝・安産
相性の良い石クンツァイト
アマゾナイト
ローズクオーツ
ターコイズ
アパタイト
カーネリアン

【参考】

*スポジュミンのうちピンク色や紫色のものが「クンツァイト」と呼ばれます。

ドイツ宝石博物館

ドイツのイダー・オーバーシュタインという町では1500年代半ばから質の高い瑪瑙が産出し、瑪瑙を研磨加工する産業が発展しました。

そのため町には「ドイツ宝石博物館」という有名な博物館もあります。
ドイツ宝石博物館ホームページへ

余談になりますが、ドイツ語はチンプンカンプンでも海外のホームページは大抵英語でも書かれているので、こういうとき「英語を一生懸命勉強していて良かったな」としみじみ思います。
仕事はもちろん、こうして趣味でも活躍しますからね。

英語の勉強は浪人時代に一番やりました。
単語帳5冊1万7000単語分、暗記カード7束2900単語分

ミス単はテストで自分がミスした単語のみを集めた単語帳です

もちろんサボらずに、全てテストで合格印もらえるまで何度も読みました。

努力の甲斐あって全国模試で志望校順位で学部学科ともに1位を獲得できました。
もちろん大学受験も合格できました。浪人してでも入りたかった念願の国公立大学です。

浪人時代の全国模試の結果

大学に入った後も英語では苦労しませんでした。
国際学会の英語論文発表はそれなりに大変でしたが、何とか乗り切りその結果が認められ、大学院時代の奨学金の半額返済免除を勝ち取ることが出来ました。

彼は人生を振り返り、苦しんだ月日こそ自分を形成した最良の日々だと悟る。

幸せな月日は無駄に過ぎ去って何も学ぶことはない。

映画「リトルミスサンシャイン」より
大学時代の成績表

もし学生の方でこの記事を読んでいる方がいらっしゃるなら、他の科目を捨ててでも英語を勉強することをオススメします。こんなに役に立つものは他にありませんよ。
学校で教えているものの中で一番役に立つと言っても過言ではありません。

ジオード(晶洞)と球顆(きゅうか)

気体を含むマグマが冷却によって固結するとき、ガスの泡もそのまま固まることで岩石中に空洞が生じます。この空洞内に鉱物の結晶が生成しているものを「ジオード(晶洞)」と呼びます。

また、火山岩中に晶洞ができその岩石が風化すると、空洞に出来た鉱物の塊が球状で露出します。
この塊のことを「球顆」と呼びます。

晶洞付きの瑪瑙とは、玄武岩・安山岩・流紋岩・真珠岩などの火山岩にできた空洞にケイ酸を含む溶液が溜まり、内壁に円心円状や不規則な模様の層が形成されたもののことです。

外部層は主に瑪瑙で、内部層は内に向かって石英などの結晶が突出することが多く、内部層が時間をかけてゆっくり形成された場合には水晶やアメシストになります。

【参考】

主な産地

①ドイツ

②中国

③アメリカ アリゾナ州

④日本 北海道

⑤エジプト

⑥マダガスカル

⑦インド ヒンドスタン地方

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり