色の秘密は微量の酸化鉄! 「ピンクカルセドニー(PINK CHALCEDONY) 和名:桃玉髄」紹介
ピンクカルセドニーのデータ
・石英の緻密な集合体である「玉髄」の一種
・ピンクカルセドニーよりも酸化鉄を多く含有したものを紅玉髄や赤碧玉と呼ぶ
・二酸化ケイ素SiO2を多く含む熱水溶液が低温で固まってできた溶岩の空洞に生成することが多い
英名 | PINK CHALCEDONY |
和名 | 桃玉髄 |
化学組成分類 | ケイ酸塩鉱物 |
晶系 | 六方晶系 |
色 | 桃色 |
光沢 | 脂肪光沢 ガラス光沢 |
蛍光 | 青白色 黄緑色 |
条痕 | 白色 |
劈開 | なし |
断口 | 貝殻状 |
モース硬度 | 7.0 |
比重 | 2.7 |
【参考1】玉髄の仲間
【参考2】
桃色になる理由
ピンクカルセドニーは、結晶の隙間に赤鉄鉱などの酸化鉄を微量に含有することによってピンク色になります。
【参考】
ピンクカルセドニーの用途
ピンクカルセドニーは磨くとローズクオーツに似た半透明の輝きを示すため、古くからブローチやイヤリングなどのアクセサリーに加工されてきました。
他にも彫像の台・祭式用具・祝杯の柄などにも利用されています。
ピンクカルセドニーの宝飾品を検索してみましたが、際立って美しいものは特にありませんでした。
残念・・・
【参考】
主な産地
①サウジアラビア
②イラン
③ウルグアイ
④ブラジル