盗賊の守護石! 「オパール(OPAL) 和名:蛋白石」紹介

2023年9月5日鉱物

オパールのデータ

・ケイ酸分を多く含む水中、その周辺で形成された堆積岩、海生生物化石の骨格、火山岩中に形成されることが多い
・温泉や地下水の沈殿物として生成するものもある
・酸には溶けないが熱を加えると分解して玉髄や石英に変化することがある
・英名:オパールの由来は、サンスクリット語で宝石を意味する「upala」とする説が有力

英名オパール
和名蛋白石
化学組成分類ケイ酸塩鉱物
晶系非晶質
一定しない
光沢ガラス光沢
脂肪光沢
蛍光(一部)黄色
緑色
条痕白色
劈開なし
断口貝殻状
モース硬度5.5~6.5
比重1.9~2.3

【参考】

遊色効果

オパールには微細なシリカの粒が光を回折する「遊色効果」と呼ばれる現象によって、乳白色・赤色・青色・黄色などが混ざり合った虹のような光彩を放つものがあり、色の混ざり方が複雑なものほど宝石の価値が高くなります。

オパールの種類

オパールには以下の通り様々な種類があります。

名称特徴
ファイアオパール赤色と黄色が組み合わさって
炎のような色を放つ
ブラックオパールオーストラリアの砂漠で産出する
ウォーターオパール透き通るような美しい水色
ウッドオパール木片の一部がオパールに置換したもの
玉滴石母岩の表面に乳白色のオパールが
球状に生成したもの
プレシャスオパール美しい遊色を示す

オパールの宝飾品

ウッドオパールは検索しても出てきませんでした。
個人的にはウォーターオパールの嘘のような美しさに心を奪われました・・・✨

ファイアオパールの指輪

ブラックオパールのネックレス

ウォーターオパールのネックレス

プレシャスオパールのペンダント

パワーストーンとしてのオパール

中世ヨーロッパでは霊能力と直感力を高める石として魔術的なパワーがあると崇拝されていました。
しかし不幸をもたらす石とされていた時期もあり、18世紀のヨーロッパでは需要が半減しました。

また、不思議な輝きで自分の姿を消すことが出来ると信じられ、「盗賊の守護石」という異名を持っていた時期もあります。

石言葉才能開花
創造力を高める
効用自分らしさを解放する
相性の良い石トパーズ
ブラックオニキス
シャッタカイト
ムーンストーン
アマゾナイト

【参考】

主な産地

①アイスランド

②アメリカ

③日本 福島県宝坂町

④イタリア

⑤ルーマニア

⑥オーストラリア

⑦ニュージーランド

⑧メキシコ

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり