炭酸マグネシウムMgCO3の主原料 「マグネサイト(MAGNESITE) 和名:菱苦土石」紹介

2022年7月27日鉱物

マグネサイトのデータ

・火山岩の空隙(くうげき)や隕石中にも生成される
・鉄Feを含むと黄褐色になり、鉄Feの含有量が増えるほど褐色が濃くなる

英名MAGNESITE
和名菱苦土石
化学組成分類炭酸塩鉱物
晶系六方晶系
無色・白色
光沢ガラス光沢
蛍光青色・緑色
条痕白色
劈開完全
断口貝殻状
モース硬度3.0~4.0
比重3.0

【参考】

マグネシウムMg発見の歴史

菱苦土石の主成分はマグネシウムMgで、以下のような歴史があります。

1808年にナトリウムNaや塩素Clの発見者でもあるイギリスの化学者:ハンフリー・デービー卿(1778年~1829年)が酸化マグネシウムMgOを発見。

ハンフリー・デービー卿(1778年~1829年)

その後1830年にフランスの化学者:アントワーヌ・ビュシー(1794年~1882年)が初めてマグネシウムMgを金属元素として分離することに成功しました。

アントワーヌ・ビュシー(1794年~1882年)

炭酸マグネシウムMgCO3の主原料

菱苦土石は炭酸マグネシウムMgCO3の主原料として利用されており、炭酸マグネシウムMgCO3から酸化マグネシウムMgOがつくられます。

それぞれ以下のような様々な用途があります。

名称用途
炭酸マグネシウムMgCO3・乾燥剤
・制酸剤
・消毒薬
・下剤
・床材
・漆喰(しっくい)
・耐火レンガの原料
酸化マグネシウムMgO
(マグネシア)
・花火
・照明弾
・遭難信号
・インク
・ガラス
・半導体
・光学装置
・溶融炉の耐熱性内壁
・ジェットエンジンの部品

主な産地

①ポーランド

②アメリカ ネバダ州

③日本 茨城県常陸(ひたち)太田市町屋・高知県本山町瓜生野(うりゅうの)

④イタリア

⑤ギリシャ

⑥オーストリア

⑦ブラジル セラ・ダス・エグアス、バイーア、ボム・ジェスス、ドス・メイラス

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり