ジュラシックパークで蚊が閉じ込められてたアレ! 「コパル(COPAL)」紹介

鉱物

コパルのデータ

・中米のアステカ族の言葉で樹脂を意味する「コパリ」が名前の由来

英名COPAL
和名コパル
化学組成分類有機質鉱物
晶系非晶質
黄色
赤色
オレンジ
光沢樹脂光沢
蛍光青白色
条痕白色
劈開なし
断口貝殻状
モース硬度2.5
比重1.01~1.03

【参考】

コパルは樹液の化石

コパルは熱帯地方にあった樹木から分泌された樹液が化石になったもので、中に虫が閉じ込められている場合もあります。
映画「ジュラシックパーク」では、コパルに閉じ込められた蚊が吸い取った恐竜の血液から絶滅した恐竜たちを復活させていましたね。

現在生きている樹木の根から液体のコパルが採取されることもあります。
この液体のコパルは「ジャッカスコパル」と呼ばれ、ニスの原料に使われています。

琥珀に似ている

コパルは同じく樹脂から出来た化石である琥珀に外見がよく似ています。
コパルと琥珀の違いは以下の通りです。

コパル琥珀
約100万年前にできた数百万年前にできた
約150℃で溶ける約200℃で溶ける
海水に浮く海水に浮かない

主な産地

①ケニア

②モザンビーク

③コロンビア

④フィリピン

⑤ブラジル

⑥コンゴ(旧:ザイール)

⑦マダガスカル

⑧ニュージーランド

⑨オーストラリア

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり