世界の銅生産量の約80%を担う! 「キャルコパイライト(CHALCOPYRITE) 和名:黄銅鉱」紹介

鉱物

キャルコパイライトのデータ

・火成岩、変成岩、熱水鉱脈中から生成する
・スズ石、方鉛鉱、黄鉄鉱、閃亜鉛鉱などと共生する

英名CHALCOPYRITE
和名黄銅鉱
化学組成分類硫化鉱物
晶系正方晶系
真鍮(しんちゅう)色
光沢金属光沢
蛍光なし
条痕緑黒色
劈開なし
断口貝殻状・不規則
モース硬度4.0
比重4.3

【参考】

英名:キャルコパイライトの由来

英名:キャルコパイライトはギリシャ語で銅を意味する「キャルコ」と火を意味する「プリテス」が由来です。

銅鉱石の代表

銅鉱石の1つである赤銅鉱が88.8%もの銅を含有しているのに対して、黄銅鉱が含む銅の量は35%と少ないです。

しかし、黄銅鉱は銅鉱石の中でも最も広く大量に産出するため産業利用に適しており、世界の銅生産量の約80%を担っています。

そんな黄銅鉱は古くから存在が知られており、古代ギリシャの哲学者:アリストテレス(紀元前384年~322年)がキプロス島からアテネに運ばれてくる黄銅鉱について記したものが残されています。

アリストテレス(紀元前384年~322年)

主な産地

①イギリス

②フランス

③カナダ

④アメリカ

⑤日本 秋田県阿仁鉱山・尾去沢鉱山・荒川鉱山

⑥イタリア

⑦南アフリカ

⑧オーストラリア

⑨チリ

参考

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり