株式投資の長期戦略 【株歴:3年】

2022年3月26日

今回は私の株式投資における長期戦略をご紹介させていただきます.

結論から申し上げますと,以下が私の長期戦略になります.
①積み立てNISAよりも一般NISA
②上場Aリート(1555)とis米国リート(1659)を利用してNISA口座枠を無駄なく使う
③一般NISA口座では,高配当株・優待株を狙う
④一般NISAの出口戦略を決めておく
⑤特定口座で購入した株は代用有価証券にする
⑥ドル安円高になったらドルを買い,PFFやSPYDなどのETFを買う
順番に解説していきます.

積み立てNISAよりも一般NISA

名称年間限度額非課税期間最大非課税投資枠
積み立てNISA40万円20年800万円
一般NISA120万円5年600万円

最大非課税投資枠だけを見れば積み立てNISAに軍配が上がりますが,年間限度額が40万円しかないのでリターンが小さく,「ちょっと気が長いなぁ」と思ったので,一般NISAにしています.

上場Aリート(1555)とis米国リート(1659)を利用してNISA口座枠を無駄なく使う

NISA口座の限度枠は,使い切っていなかったとしても翌年に繰り越すことはできません.
例えば一般NISA口座で110万円分株を購入して年を跨ぐと,残りの10万円分のNISA口座枠が無駄になってしまいます.
できるだけピッタリNISA口座枠を使い切りたい,そんなときに 上場Aリート(1555)とis米国リート(1659) を利用します.

証券コード銘柄名最低購入単元株数
1555 上場Aリート 10
1659 is米国リート 1

ほとんどの場合,株式の最低購入単元株数は100株ですが,上記の通り上場Aリート(1555)とis米国リート(1659)は 最低購入単元株数 が少なく,しかも分配利率も高いです.
上場Aリート(1555)の方が最低購入単元株数が多く,分配利率も高いので先に 上場Aリート(1555) を購入し,それでも余ったNISA口座枠でis米国リート(1659)を購入しています.

一般NISA口座では,高配当株・優待株を狙う

NISA口座で購入した株は,配当金(インカムゲイン)と売買益(キャピタルゲイン)どちらも税金が免除されます.
よって,できるだけ配当利率の高い(3~4%程度)高配当銘柄を購入したり,非課税期間が5年あるので,長期保有によってグレードアップする優待株を購入するようにしています.
配当金がたくさんもらえる銘柄は,仮にキャピタルゲインがマイナスになってしまっても,長期で保有していれば配当金でマイナス分をカバーできる可能性もあります.
ただし配当利率だけでなく配当性向も確認するようにしましょう.配当性向が高いということは,利益のほとんどを株主への配当金の支払いに充てているということなので,減配する可能性が高いです.
また,配当利率が高いかつ優待がもらえるという2つの条件を満たす銘柄を購入しておけば,仮に減配したり優待改悪・廃止になってしまっても,「配当利率が高いからいいや」とか「優待がもらえるからいいや」と考えることができます.

一般NISAの出口戦略を決めておく

一般NISAは前述の通り非課税機関が5年なので、5年目に「売却する」か「来年も保有する(ロールオーバー)」を選択しなければなりません。

株主優待に長期保有グレードアップがある・配当利率が高い・他にNISA口座で欲しい銘柄がない等であればそのままロールオーバーでいいと思います。

私の場合、2019年に株式投資を開始し、銘柄の勉強が不十分であったことが原因でオリックス(8591)をなぜか500株一般NISAで購入してしまいました。
*オリックス(8591)に500株以上保有での株主優待グレードアップはありません。別の銘柄と勘違いしたのかも・・・😩

幸運にも株価は上昇してくれたので結果オーライですが、できれば100株だけロールオーバーして400株は売却したい。

そこで私は2022年3月の権利確定日を待たず、200株だけ売却しました。
200株売却の判断根拠は以下です。
・権利落ちでかなり株価が下がってしまう可能性
・200株分の配当金よりも現状の含み益の方がかなり大きい
・来年にはロールオーバーか売却かを選択しなければならない
・来年今と同じだけ含み益があるとは限らない
・逆に値上がりしている可能性もあるので、残り200株は来年まで様子見

特定口座で購入した株は代用有価証券にする

特定口座と一般口座で購入した銘柄は,代用有価証券に登録することができ,信用取引の際の担保にすることができます.
貸株に登録することもできますが,利益がしょぼいのですぐにやめました.
それよりも旬な銘柄を信用取引で購入し,キャピタルゲインを狙った方がいいと思います.
最近だと海運株が熱かったですね.

【参考】旬の銘柄を狙え! 株式の短期取引戦略

ドル安円高になったらドルを買い,PFFやSPYDなどのETFを買う

日本株だけでなく,米国株ETFにも目を光らせておくとチャンスが増えると思います.
最近は少し調子が悪いですが,基本的に米国株ETFは右肩上がりなので,配当利率の高いSPYDなどを保有しておけば利益が出ると思います.PFFは値動きは小さいですが,毎月配当金がもらえるので個人的に気に入っています.

今回は以上になります.参考になれば幸いです.

Posted by 哲学者:ゆとり