鼈甲(べっこう)色の宝石にもなる 「スファレライト(SPHALERITE) 和名:閃亜鉛鉱」紹介
スファレライトのデータ
・熱水鉱脈中に生成するほか、火成岩と石灰岩の接触部ではスカルン鉱物にともなって産出する
・英名:スファレライトはギリシャ語で人を欺く・誤魔化しを意味する「スファレロス」が語源
英名 | SPHALERITE |
和名 | 閃亜鉛鉱 |
化学組成分類 | 硫化鉱物 |
晶系 | 等軸晶系 |
色 | 様々 |
光沢 | 樹脂光沢・ダイヤモンド光沢 |
蛍光 | なし |
条痕 | 褐色・淡黄色・白色 |
劈開 | 完全 |
断口 | 貝殻状 |
モース硬度 | 3.5~4.0 |
比重 | 3.9~4.2 |
【参考】
亜鉛Znの主要な原料
閃亜鉛鉱は亜鉛Znの最も主要な鉱石鉱物で、純粋なものは最大で67%もの亜鉛を含んでいます。
亜鉛Znの産業的用途は幅広く、以下のような用途に利用されています。
・合金
・亜鉛メッキ
・電池の電極 など
鼈甲(べっこう)亜鉛
閃亜鉛鉱は含有する鉄Feの量が多いほど黒色に近くなっていきます。
一方鉄Feの量が少ないほど透明度のある黄色になり、このような閃亜鉛鉱を「べっこう亜鉛」と呼びます。
お値段72万7100円!確かに鼈甲(べっこう)に色が似てる
お値段72万円!こちらはべっこう亜鉛ではなく、本物の鼈甲(べっこう)
主な産地
①イギリス
②ベルギー
③ポーランド
④イタリア
⑤ルーマニア
⑥日本 北海道・秋田県・宮城県・埼玉県・岐阜県
⑦アメリカ