聖母マリアのガラス 「セレナイト(SELENITE) 和名:透石膏」紹介
セレナイトのデータ
・英名:セレナイトはギリシャ語で月を意味する「セレン」が由来
英名 | SELENITE |
和名 | 透石膏 |
化学組成分類 | 硫酸塩鉱物 |
晶系 | 単斜晶系 |
色 | 無色 |
光沢 | ガラス光沢・真珠光沢 |
蛍光 | 黄色 |
条痕 | 白色 |
劈開 | 完全 |
断口 | 不平坦 |
モース硬度 | 2 |
比重 | 2.3 |
【参考】
聖母マリアのガラス
透石膏は透明度が非常に高いため、かつてヨーロッパでは教会などの板ガラスに利用されていました。
なかでもフランスで産出した透石膏の巨大な板状結晶は、その清らかな透明感から「聖母マリアのガラス」と呼ばれていたそうです。
10メートルを超える巨大結晶!?
2000年にメキシコのチワワ州にあるナイカ鉱山で巨大な結晶の洞窟が発見されました。
地下300メートルに位置する洞窟内は透石膏の柱状結晶で埋め尽くされ、10メートルを超える巨大結晶の存在も報告されています。
*ミニチュアやCGではありません!!!
主な産地
①カナダ
②メキシコ
③アメリカ
④フランス
⑤ロシア
⑥日本 秋田県花岡鉱山・埼玉県秩父鉱山
⑦チリ