マンガンMnの重要な鉱石鉱物! 「ロードクロサイト(RHODOCHROSITE) 和名:菱マンガン鉱」紹介
ロードクロサイトのデータ
・熱水鉱脈鉱床や変成マンガン鉱床でよくみられる
・石英、方解石、苦灰石、ばら輝石、テフロ石、ハウスマン鉱、ブラウン鉱などと共生する
英名 | RHODOCHROSITE |
和名 | 菱マンガン鉱 |
化学組成分類 | 炭酸塩鉱物 |
晶系 | 六方晶系 |
色 | ピンク色・赤色 |
光沢 | ガラス光沢 真珠光沢 |
蛍光 | ピンク色・紫色 |
条痕 | 白色 |
劈開 | 完全 |
断口 | 不平坦 |
モース硬度 | 3.5~4.0 |
比重 | 3.7 |
【参考】
英名:ロードクロサイトの由来
英名:ロードクロサイトは、ギリシャ語でバラを意味する「ロードス」と色を意味する「クロス」が由来です。
菱マンガン鉱の宝飾品「インカ・ローズ」
アルゼンチンのサン・ルイス州には世界で最も古くから菱マンガン鉱が採掘されている鉱山があり、ここから産出する縞模様があらわれた菱マンガン鉱は「インカ・ローズ」と呼ばれています。
インカローズのペンダント お値段20万3500円 奇麗なピンクですね~✨
菱マンガン鉱の用途
菱マンガン鉱は金属元素:マンガンMnの重要な鉱石鉱物のひとつです。
黒い酸化マンガンMnOは古くから顔料として使用されており、1万7000年以上前の洞窟壁画にも使用されていました。
またマンガンMnと鉄Feの合金であるマンガン鋼は、鋭い刃を作るのに適しているためカミソリの材料として使用されます。
主な産地
①ルーマニア
②アメリカ モンタナ州
③メキシコ
④日本 北海道稲倉石鉱山・秋田県尾去沢(おさりざわ)鉱山
⑤南アフリカ
⑥アルゼンチン