別名:帝王の石! 「ハイパーシーン(HYPERSTHENE) 和名:紫蘇輝石」紹介

鉱物

ハイパーシーンのデータ

・安山岩の空隙に柱状または板状の結晶で生成する
・鱗珪石などと共生する

英名HYPERSTHENE
和名紫蘇輝石
化学組成分類ケイ酸塩鉱物
晶系斜方晶系
様々
光沢ガラス光沢
亜金属光沢
蛍光なし
条痕灰色
暗緑色
劈開完全
断口貝殻状
モース硬度5.0~6.0
比重3.4~3.6

【参考】

鉱物名の由来

英名:ハイパーシーンは、高温に強い耐火性鉱物であり同じグループのブロンザイトよりも硬度が高いことから、ギリシャ語で超越という意味の「huper」と力という意味の「sthenos」を合わせて、フランスの鉱物学者:ルネ=ジュスト・アウイ(1743年~1822年)によって名付けられました。

和名:紫蘇輝石は、この鉱物の欠片を顕微鏡で見たときに赤紫蘇の色に見えることが由来です。

英名も和名もかつてはエンスタタイト(頑火輝石)のなかで鉄Feを全重量の30%~50%含む鉱物の独立した分類名として用いられてきましたが、現在はエンスタタイト(頑火輝石)に分類されています。

他にも鉄FeとマグネシウムMgの含有量によって、エンスタタイト・ブロンザイト・ハイパーシーン・フェロシライトと細かく分類されていましたが、全てエンスタタイト(頑火輝石)に統合されています。

ルネ=ジュスト・アウイ(1743年~1822年)

パワーストーンとしてのハイパーシーン

パワーストーンの世界でハイパーシーンはリーダーシップを高めてくれるとされており、「帝王の石」とも呼ばれています。

石言葉信頼
バランス
頂点
効用優れた指導力を授ける
相性の良い石ガーデンクオーツ
ガーネット
フローライト
ムーンストーン
アゼツライト

【参考】

主な産地

①アイスランド

②ノルウェー

③日本

④カナダ

⑤オーストラリア

⑥インド

⑦南極

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり