他人の不幸で飯を食う!? 映画「ナイトクローラー」紹介&感想
ジャンル | 犯罪系 パパラッチ |
テーマ | 視聴率至上主義 倫理観 |
見どころ | カーチェイスシーン |
あらすじ
この映画は事件や事故などの映像をテレビ局に売り生計を立てる、所謂パパラッチの映画です。
主人公は金も職もなく、金属製のフェンスやマンホールを盗んで、雀の涙ほどの値段で売って生活していました。
そんなある日たまたま出くわした交通事故現場で、事故や事件などのショッキングな映像がテレビ局に売れることを知り、話が展開していきます。
感想
「人の不幸を飯の種にしてはいけない」というのが一番の感想です。
「悲惨な事件や事故であればあるほど、人の目や興味を引きお金になる」となってしまうと、それでお金が儲かる人は「もっと事故や事件が起きてほしい」となってしまいますからね。
現実はやはり人々の不安を煽るような内容のもののほうが儲かってしまいます。YouTubeでも、「○○がヤバイ!」とかの動画のほうが伸びるそうです。保険とかも似てますね。
自分の身に危険が及ぶかもしれない情報に注意が向くのは、防衛本能なので仕方がないですね。
映画のオチについて
この映画も上記のような戒めを込めたオチになると予想していました。私が予想したオチは以下の2つです。
①主人公が事故または事件に巻き込まれ、部下にネタとして利用される
②もっともっと凄惨な映像を撮りたいがために、自分で犯罪を起こすようになり、身を滅ぼす
しかし、私の予想は外れました。というよりオチありましたか・・・?
エンドロールが流れたとき、「え・・・終わり?」となってしまいました。
そこでナイトクローラーの考察記事を検索してみたところ、「案外こういう人間のほうが、世の中成功する。正しいことをしている人が成功するとは限らない」という考察を見つけました。
なるほど、だから何かが起きるわけでもなく、あっさりと終わっているのか・・・
また、犯人の車を追いかけるカーチェイスシーンは迫力があって良かったです。
以上、映画「ナイトクローラー」を見た感想でした。
Amazon Primeで見れるので、興味を持った方はぜひご視聴ください。