アイルランド令嬢の波乱万丈の人生! 映画「風と共に去りぬ」紹介&感想
ジャンル | ロマンス ヒューマンドラマ 感動系 |
テーマ | 南北戦争 自惚れ 故郷 破壊と創造 すれ違い 子は鎹(かすがい) |
気に入ったセリフ | お母様に言いつけたらなんにも食べない。 戦争が始まったか? ばあさんはいねえよ、食べられちまった。 自慢にはならん。 か弱い女?君に出会う北軍の方が気の毒だ。 世の中で一番大切なものはお金よ。 だからお腹が空くのよ! 驚いたね~、君に怖いものがあるとは! 何かを盗んだことより、 牢屋に入ったことを後悔する泥棒と同じだよ |
見どころ | 気を失いそうな叔母さん 唖然とするマミー |
あらすじ
主人公は自由奔放なアイルランドの令嬢:スカーレット。
失恋から始まり南北戦争での貧しく厳しい日々や3度の結婚など彼女の波乱万丈な人生が描かれる・・・
感想
3時間30分に及ぶ長編映画ですが、その分内容が濃く正に波乱万丈のストーリーでした。
一番衝撃的だったのは娘の乗馬シーンですね。思わず「うっそ・・・」と声が出てしまいました。
冒頭のシーンの「お母様に言いつけたらなんにも食べない。」というセリフが後の南北戦争で食べ物に困るシーンと対比になっているのもいいですね。
何不自由のない贅沢な暮らしを経験しているため、戦争での飢えは余計に辛かったでしょうね・・・
また、本作の中でも言及されていましたが南北戦争は「北部の連中なんて楽勝」という自惚れによって生じてしまった悲劇です。
今起きている戦争もこんな自惚れによって始まってしまったんでしょうね。
「戦争なんて始めてしまったら両方負け」「戦争に勝者はいない」という教訓は色んな作品で散々主張されているのに・・・😥
世の中で一番大切なもの
スカーレットのセリフの1つに「世の中で一番大切なものはお金よ。」というセリフがありました。
私も彼女の意見におおむね賛成です。
よくお金持ちが「世の中は金じゃない」なんて言いますが、あれはお金持ってるから言えるんですよね(笑)
お金で物やサービスを売買する貨幣経済において何よりもまず確保すべきなのはやっぱりお金です。
お金がないとそもそも生きていけません。衣食住が確保できません。
「世の中金じゃない」と言う人は生きていくためのお金があるという前提条件を勝手に付け加えているんだと思います。
ちなみに私が一番大切だと思うのは「健康」その次に「自分に正直になること(自分に嘘をつかないこと)」です。
普段は当たり前すぎて何とも思わないんですが、体調を崩した時に初めて「やっぱ健康が一番だわ・・・」ってなるんですよね(笑)
まさに失って初めて気付くというやつです。
ベルの店
北部の警察にアシュレーが逮捕されそうになった時、レットが機転を利かせ「ベルの店にいた」と言って事態を切り抜けました。
なんでベルの店にいたと言ったら警察は申し訳なさそうに帰っていったのか分からなかったので調べてみたところ、ベルは売春宿を経営していたようですね。
だから初登場シーンで寄付金を受け取ってもらえないと主張していたんですね~。
やっと繋がりました!
以上、映画「風と共に去りぬ」を観た感想でした。
Amazon Primeで観れるので、気になった方はぜひご視聴ください。