中世ヨーロッパでは魔よけのお守りだった! 「カイアストライト(CHIASTOLITE) 和名:空晶石」紹介

2022年11月20日鉱物

カイアストライトのデータ

・粘板岩と花崗岩の接触部に生成する。

英名CHIASTOLITE
和名空晶石
化学組成分類ケイ酸塩鉱物
晶系斜方晶系
褐色
茶色
光沢ガラス光沢
蛍光なし
条痕白色
劈開完全
断口貝殻状
モース硬度7.5
比重3.1

【参考】

魔よけのお守り「クロスストーン」

空晶石は独立した鉱物種ではなく、紅柱石の変種です。
紅柱石の一部が白雲母化し、炭質含有物による十字模様が現れたものが空晶石と呼ばれます。

空晶石はこの十字模様から「クロスストーン」とも呼ばれ、中世ヨーロッパでは魔よけのお守りとして身につけられていました。

英名:カイアストライトの由来

英名:カイアストライトは、ギリシャ語で対角的な配列を意味する「chaiatos」が由来です。

主な産地

①スペイン

②ロシア

③中国

④アメリカ ミシガン州

⑤日本 京都府相楽郡(そうらくぐん)和束町(わづかちょう)

⑥イタリア

⑦オーストラリア

⑧チリ

⑨ブラジル

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり