人類が超能力を手に入れた1000年後の未来 アニメ「新世界より」紹介&感想

映画・ドラマ・アニメ

ジャンルSF
小説が原作
テーマ超能力
血塗られた歴史
支配
秩序
孤独
クーデター
気に入ったセリフ我々の種族は心臓が止まるその瞬間まで逆転する方法を探します、
たとえ無駄な努力で終わったとしても、
失うものはありません。
見どころ人間の業
スクィーラの計画
シーズン全25話
(約25分/話)

あらすじ

舞台は1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を手にしていた。

主人公:渡辺早季を含む少年少女達は、ミノシロモドキと出会い、知ってはならない真実を知ってしまう。

それをきっかけに、平和だった日常が少しずつ音を立てて崩れ去っていく・・・

感想

続きが気になって一気に全部観てしまいました。
「この話要る?」っていう部分も最終的には「あ、要るわ」ってなるぐらいストーリーがちゃんと繋がっていて感心しました。

元々EDテーマの「割れたリンゴ」という曲が好きで、いつか観てみたいな~と思っていたんですが、中々観る機会がありませんでした。

しかし「黒い家」という小説を読み始めたときに、著者の貴志祐介が「新世界より」も書いていることを知って、「あれ?これってあのアニメの新世界よりのこと?」ってなって、調べたら予想通りでした。

で、「こりゃもうこの機会に観るしかねぇ!」ということで久しぶりにアニメを観ることになった次第です。

【参考】

アニメは不評?

私は観ていてあんまり不満はなかったのですが、グーグルで検索すると上記のようにサジェスチョンが出てきます。これについて個人的に理由を考えてみました。

ストーリー展開が遅い?

私は一気に全部観たので展開の遅さみたいなのは感じませんでしたが、リアルタイムで毎週1話ずつ見ていた  方はストーリー展開の遅さにイライラしたのかもしれません。
特にヘタレキャラの伊東守が逃げ出して、彼を捜索し始めた辺りは先述したように私も「ここ要る?」ってなったので・・・
でも結果的にこれもラストに繋がるために必要な展開なんですよね~。

あんまり超能力でバトルしてない

バリバリ超能力でバトルするような「とある」シリーズみたいなのを期待していた視聴者にとっては期待外れだったのかもしれません。
本作は超能力バトルものというよりは「超能力を得た人類が秩序を維持しようとすると社会はどうなるか?」が主題のSFものなので。

グロイ&暗い

サジェスチョンにも出てきているようにちょっとグロイ描写が出てくるのと、基本的に人が死んだり暗いストーリー展開なので、そういうのが苦手な人には不評なのかも。
これは好みがあるので仕方ないですね。
私はホラーゲームが好きなのと映画「グッドナイト・マミー」を観たことがあるので、本作のグロ程度では何とも思いません(笑) 

キャラがウザい?

この感想が結構多かったです。
先述した通りヘタレキャラの伊東守が逃げ出す展開は確かにちょっとアレでしたが、他はそんなにかなぁ?
ラストでサイコ・バスターの妨害をしたのも「最後に残った友人まで失いたくない」という感情を考えれば自然に思えるし。

以上「新世界より アニメ ひどい」とサジェスチョンが出てくる理由を考えてみましたが、個人的には一気に全部観るぐらいは面白かったですよ😊

真理亜の既視感

本作には秋月真理亜というキャラクターが登場するんですが、初めて見たはずなのにこのキャラクターに物凄い既視感があって「どっかで見たことある気がするんだよな~」と思いながら鑑賞していました。

最初はアニメーション制作会社が「A-1 Pictures」なので同会社が製作した「魔法少女リリカルなのは」とか「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のキャラに似ているのかと思いました。

確かに目の感じは本作品と似ていますが、なんかピンと来ない・・・
そこで「赤髪 ぱっつん ロング アニメ」で検索してみたところ、ビンゴ!
プリパラの北条そふぃにそっくりやんけ!
アハ体験っていうんですかね?久々に超スッキリしました(笑)

孤独に対する警鐘?

本作には呪力を用いて無差別に人間を殺害する「悪鬼」と呼ばれる精神病質者が登場します。
作中では人間が悪鬼になる前兆として孤独が強調されていました。

これは現実世界でも言えることで、悪鬼とはいわゆる「無敵の人」を指しているように思えました。
現実で大量殺人を行う人間も、孤独によって社会との繋がりが断たれ自暴自棄になり、結果として罪を犯していることもあるのではないでしょうか?

もちろん孤独で苦しんだからと言って罪を犯すことが正当化されるわけではありませんが、社会の秩序を保つために、孤独な人間を放っておくことの危険性について警鐘を鳴らしているのではないかと感じられました。

以上、アニメ「新世界より」を観た感想でした。
AmazonPrimeで観れるので、気になった方はぜひご覧ください。

声優について

梶 裕貴

成長後の朝比奈 覚の声を演じたのは、アニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガーや「七つの大罪」のメリオダスで有名な梶 裕貴です。
どっかで聞いたことある声だな~と思ったんですよ。

調べたらアニメ「亜人」の中村慎也も演じていたようです。
これは気付かなかった。

【参考】

平田 広明

奇狼丸の声を演じたのは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジャック・スパロウの吹き替えやアニメ「ワンピース」のサンジで有名な平田 広明です。
これはすぐ分かりました!

ゲームだと「ファイナルファンタジー12」のバルフレアの声もやってますね。

【参考】