方向によって硬度が変わる!「カイアナイト(KYANITE) 和名:藍晶石」紹介

カイアナイトのデータ
・傷をつけようとする向きによって硬度が異なるため「二硬石」とも呼ばれる
| 英名 | KYANITE | 
| 和名 | 藍晶石 | 
| 化学組成分類 | ケイ酸塩鉱物 | 
| 晶系 | 三斜晶系 | 
| 色 | 様々 | 
| 光沢 | ガラス光沢 | 
| 蛍光 | なし | 
| 条痕 | 白色 | 
| 劈開 | 完全 | 
| 断口 | 不規則 | 
| モース硬度 | 直角方向:4.0~5.0 軸方向:6.0~7.5 | 
| 比重 | 3.7 | 
【参考】
同質異像(多形)
同質異像とは、化学組成が同じで結晶構造が異なる鉱物の関係のこと。多形とも言う。
カイアナイトは珪線石・紅柱石と多形の関係にありますが、比重が異なっています。
これは生成するときに受ける圧力や温度の違いによるもので、上記3種の中ではカイアナイトが最も高い圧力を受けてできた変成岩中に生成します。
比重の関係は以下の通りです。
比重が高い
↑
藍晶石(カイアナイト)
珪線石
紅柱石
↓
比重が低い
【参考】同質異像(多形)の関係を持つその他の鉱物
主な産地
①スイス
②オーストリア
③アメリカ コネチカット州・マサチューセッツ州・ニューヨーク州
④日本 愛媛県新居浜市・富山県黒部市・埼玉県吉見町
⑤フランス
⑥イタリア
⑦ロシア
⑧ブラジル







