有罪無罪が二転三転・・・ 映画「12人の優しい日本人」紹介&感想

ジャンル殺人事件
陪審員
テーマ論理的思考
極論
嫉妬
命を裁く
自信過剰
議論
私怨
気に入ったセリフこの人にはねぇ、有罪とか無罪とか関係ないんですよ、議論すんのが楽しいだけなんだ、でしょう?
→うん。
君とはうまくやっていく自信が無いよ私は。
取引しませんか?私たちみんな若花田に変えるから、あなたは無罪に変える!・・・だめかぁ~・・・
私もよく言われる。
確かに声は大きかったかもしれません、冷静にいきましょう、ね?
→あの人の声が一番デカいでしょう・・・
あの人は良い人です、少なくともあなたよりは・・・
被告に同情する気持ちがあるのにどうして被害者に同情しないんですか?
→死んだもんは死んだもんだ。
父親には、例えどんなに出来の悪い息子にせよ、その声を聞く権利があるんですよ。
皆さんそれぞれに辛い思いをされているんです、あなただけが特別じゃない。
消極的なのはいい、だがな消極的で頑固というのは我慢ならん!
そのメモ帳売ってくれません?
信念って何ですか?人の意見を聞かないこと?
結局君は話し合いがしたいんじゃない、意見を押し付けたいだけなんだ、違う?
見どころ白熱する議論
議論から見えてくる事件の真相
せっかく書いた有罪・無罪の紙が無駄になるシーン
派手なニーチャンの正体

あらすじ

12人の陪審員が集まり多数決を取ったところ、12人全員が無罪に手を上げ、この陪審員裁判はあっけなく終了かと思われた。

しかし1人の男が「話し合いをしたいから有罪に1票入れます」と言い始め、一人一人なぜ無罪だと思ったのか意見を確認すると、意外とちゃんとした根拠を話せる人は少なく、議論はどんどん迷走していく・・・

感想

登場人物も少ないし、映像も会議室とトイレくらいしか映らないのにメチャクチャ面白い。
議論を聞いてると観てるこっちも「それも一理あるなぁ・・・」と意見がコロコロ変わってしまうんです。

「ふふ」ってなるコメディ要素もいっぱいあるし、やっぱ三谷幸喜は天才ですね・・・

個性豊かな登場人物

陪審員が以下の通りどいつもこいつも個性豊かで面白いです。

①根拠薄弱なおばあちゃん
②癇癪持ちのおっちゃん
③根拠薄弱なおじいちゃん(奥さんによく「死ね」と言われる)
④嫉妬で人を裁こうとするモラル0の極論男
⑤自信過剰なおばちゃん
⑥さっさと終わらせて仕事に戻ろうとするオッサン
⑦自信過剰なおじいちゃん
⑧意地でも有罪にしようとする男
⑨なぜか距離を置く派手なニーチャン

普通と言えるのは陪審員長とお姉さんとヒゲのオッチャンくらいですかね・・・

セリフから読み取れるテーマ

この映画のセリフには以下の通り様々なテーマが潜んでいるように感じられました。
鑑賞しながら色々と考えさせられましたね。

①論理的思考にも漏れがある
②声高に叫ばれる意見は大体が極論
③嫉妬ほど醜いものは無い
④罪を犯してないだけで、犯罪者よりも捻くれた考え方の奴は大勢いる
⑤死んだ人間よりも生きている人間を優先するべき
 (一方で死人に口なしになってしまう危険性もある)
⑥どんな悪人でもどんな出来損ないでも、誰かの子である
⑦皆それぞれに悩みや苦労がある、自分だけが頑張っているなんて思い込んではいけない
⑧人間だれしも間違いや勘違い・抜け・漏れ・苦手分野がある、自信過剰はよくない
⑨議論とは自分の意見を一方的に押し付けることではない

ちょっと気になった点

映画の中で被告人がピザの宅配を頼んでいたことについて、「一番小さいサイズでもこんなに大きいんだから、被告人は帰ってから子供と一緒に食べるつもりだったんだ。よって計画犯罪ではない!」っていう話がありました。

でも子供一人で食べきれるかどうか関係なく、そのサイズしかないんだったらそれを頼みますよね?

つまりピザの宅配を頼んでいたかどうかを計画犯罪の論拠にするのは無理があるんじゃ・・・と少しだけ気になりました。

以上、映画「12人の優しい日本人」を見た感想でした。
Amazon Primeで観れるので、興味を持った方はぜひご視聴ください。

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