ミラノ自然史博物館の世界最大の結晶が有名! 「サルファー(SULFUR) 和名:自然硫黄」紹介
サルファーのデータ
・火山の噴気孔周囲、蒸発岩の堆積層、火山岩の空隙などから産出する
・クリストバル石、明礬(みょうばん)石、黄鉄鉱などと共生する
・1777年にフランスの化学者:アントワーヌ・ローラン・ラボワジェ(1743年~1794年)によって元素鉱物の一種であることが証明された
英名 | SULFUR |
和名 | 自然硫黄 |
化学組成分類 | 元素鉱物 |
晶系 | 斜方晶系 |
色 | 黄色 褐色 |
光沢 | 樹脂光沢 |
蛍光 | なし |
条痕 | 白色 |
劈開 | なし |
断口 | 貝殻状 |
モース硬度 | 1.5~2.5 |
比重 | 2.1 |
【参考】
ミラノ自然史博物館の世界最大の結晶
世界最大の自然硫黄は大きさ22x16x11cm、重さ5kgで、イタリアのウルビーノにあるペルティカーラで産出しました。
現在はミラノ自然史博物館に展示されています。(下の動画の2:00あたりで紹介されています)
すまねぇ、イタリア語はさっぱりなんだ。
【参考】ミラノ自然史博物館ホームページ
アメリカ自然史博物館の結晶
ミラノの結晶ほどではありませんが、アメリカ自然史博物館の自然硫黄は大きさ14x13x8cmあります。
この結晶はイタリアのシチリア島で産出しました。
【参考】アメリカ自然史博物館ホームページ
そして余談ですが、アメリカ自然史博物館と言えば映画「ナイトミュージアム」の舞台になったことでも有名ですね。
硫黄Sの用途
硫黄Sは以下の用途に使用されます。
・硫酸H2SO4の原料
・洗剤の原料
・肥料の原料
・塗料の原料
・農薬(硫黄華)
・ゴム製品の強化処理剤
主な産地
①アイスランド
②アメリカ ルイジアナ州・テキサス州・ハワイ州
③日本
④イタリア
⑤メキシコ