複雑だけど良くできたタイムトラベルストーリー! 映画「プリデスティネーション」紹介&感想
ジャンル | タイムトラベル、タイムパラドックス |
テーマ | 命はどこからきて、どこへ行くのか 生きる目的とは何なのか 自分とは何なのか |
気に入ったセリフ | お袋でも気が付かないな |
見どころ | 複雑だけど、考えさせられるよくできたストーリー |
ストーリーについて
この映画ではバーに訪れた男性が自身のこれまでの人生を語るところから話が展開していきます。
赤ん坊のころに孤児院の入り口に捨てられ、孤児院では孤立し、初めてできた恋人にも逃げられ、生まれたばかりの赤ん坊を病院で攫われ。。。と散々な人生を語ります。
ですが、これらには全て理由があり、彼にとって必要なことであったことが映画の後半に判明します。
タイムトラベルものなので、時系列が前後しまくりストーリーが複雑になりますが、理解できないほどではなく最後には「そういうことだったのか」とストンと腑に落ちます。このへんが非常に上手。
自分が理解しきれていないところもあるんじゃないかと思ったので、考察サイトも調べてみました。
いくつか読んだ中で、以下のサイトの考察が原作についても言及しており、一番しっかりしているように思いました。
*考察サイトなのでネタバレを含みます。映画を視聴してからの閲覧をおススメします。
https://filmetmoi.hatenablog.com/entry/2019/10/28/162654
感想
映画を見終わって、「未来の自分が現在の自分に言葉をかけるとしたら、何を言うだろうか」という視点で現在の自分の課題を考えるきっかけになりました。
また、「鶏が先か、卵が先か」「永遠に自分の尾を食う蛇」といったセリフに表れているように、この映画では「命はどこからきてどこへ行くのか」についても触れられています。
私はこのテーマについて考えてみたところ、オスのカマキリとチョウチンアンコウが思い浮かびました。
オスのカマキリはメスと交尾した後、メスの栄養となるためにメスに食べられます。じゃあオスのカマキリってメスの栄養になるために生まれてくるの?で、その後生まれてきたオスのカマキリの赤ちゃんもまたメスに食べられるために生きて成長して、次に生まれてくる赤ちゃんもまた。。。
一方オスのチョウチンアンコウは、繁殖の際メスの体に嚙みついてそこからメスの体内に精子を送り込みます。そしてそのままメスに噛みつき続け、次第に脳が退化し、最後には完全にメスの体の一部となります。
オスを体にたくさんつけたメスのほうがモテるそうです。完全にアクセサリーですね。。。
こういった命のリレーを考えると、生き物って何のためにバトンをつないでいるんだろう?目的とかゴールって何なんだろうと思います。人間もまた然りです。
私の結論は、「そうするようにできているから、そうするだけ」です。生き物とはプログラミングされた有機物だと考えています。
あと、映画を見ていて「この俳優さん何かで見たことある気がするな~」と思っていたのですが、調べてみたところ映画「ヴァニラスカイ」に出演していたノア・テイラーさんでした。
この俳優さんめっちゃ男前なんですよね~。こんな顔になってみたい。朝起きて鏡見てたらお昼過ぎちゃいますよ。
以上、映画「プリデスティネーション」を見た感想でした。
Amazon Primeで見れるので、興味を持った方はぜひご視聴ください。