種類が多すぎる! 「ガーネット(GARNET) 和名:ざくろ石」紹介

2024年11月12日鉱物

ガーネットのデータ

・岩の割れ目に密集してついている様子がザクロの果肉に似ていることから命名された

英名GARNET
和名ざくろ石
化学組成分類ケイ酸塩鉱物
晶系等軸晶系
赤色・褐色・黄色・緑色
光沢ガラス光沢・樹脂光沢
蛍光なし
条痕白色
劈開なし
断口亜貝殻状・凹凸状
モース硬度6.5~7.5
比重3.5~4.3

【参考】

様々な名前の由来

ざくろ石やガーネットという名前は鉱物名ではなく、グループの総称で、含有成分によってさまざまな種類に分かれており、それぞれに名前の由来があります。

和名 英名 由来言語意味
ざくろ石 ガーネット グラナトゥムラテン語種がたくさんある
苦ばんざくろ石 パイロープ ピロポスギリシャ語炎のような
満ばんざくろ石 スペッサルティン スペッサルトドイツ語ババリア地方の地名
鉄ばんざくろ石 アルマンディン アルバンダトルコ語トルコの都市名
灰ばんざくろ石 グロッシュラー グロッシュラリアラテン語グースベリー
*緑色の果実のこと
灰クロムざくろ石 ウバロバイト カウント・ウバロフロシア語ロシアの貴族の名前
灰鉄ざくろ石 アンドラダイト アンドラードポルトガル語ポルトガルの
鉱物学者の名前

【参考】

ガーネットの宝飾品

ガーネットのネックレス

ガーネットの指輪

パワーストーンとしてのガーネット

1月の誕生石として有名。
ノアの箱舟の灯りとして赤く輝き暗闇を照らし、激しい嵐の中、勇気と希望を与え続けた石として語り継がれています。

また、中世ヨーロッパの兵士も戦場で身に着け、ケガから身を守り指針を授け災いを予見する護符として大切にされました。

19世紀の作曲家:ロベルト・シューマンの妻:クララ・シューマン(1819年~1896年)もこの石を愛していたとされています。

クララ・シューマン(1819年~1896年)
石言葉生命力
友愛
真実
効用情熱を呼び覚ます
真実を見抜く力を養う
相性の良い石アマゾナイト
ルビー
カーネリアン
ターコイズ
オパール
ロードナイト
スモーキークオーツ

【参考】

主な産地

①イギリス コーンウォール州・ウィルガーランド

②日本 広島県瀬戸田町・山口県喜多平鉱山

③スロバキア

④イタリア サルデーニャ島

⑤ナミビア ツメブ鉱山

⑥フランス ガロンヌ岬

鉱物

Posted by 哲学者:ゆとり