デスゲーム映画の始祖! 映画「CUBE」紹介&感想
ジャンル | デスゲーム 脱出 |
テーマ | 素質・才能 生きる理由 人間の愚かさ 利己主義 |
気に入ったセリフ | オレたちは全体の一部だ、 各自の仕事をしてる |
見どころ | 数字に秘められた暗号の解読 極限状態の心理描写 |
あらすじ
目を覚ますと年齢も性別も職業もバラバラの人たちが、立方体の部屋に閉じ込められていた。
上下前後左右6方向に扉があり部屋とつながっているが、中には危険なトラップが仕掛けられている部屋も・・・
果たして生きて帰ることは出来るのか・・・?
感想
ものすごく複雑で込められたメッセージを全て解読するのは難しそうです。
「善人ぶってるけどお前にも罪があるだろう?」というテーマの作品は私が知っているだけでも「seven」や「JIG SAW」などがあり、本作もその分類に入ると思います。
「みんな全体を考えようとしない」というセリフがあるように、人間の利己主義についてもメッセージが込められていそうです。
この作品では数字が大きな意味を持っており、「7」という数字も意味を持っていそうです。
登場人物は7人、女学生は「7歳の頃から責任を感じていた」というセリフがありました。
私はこの「7」という数字は7つの大罪に関係しているのではないかと考えました。
*7つの大罪:傲慢・強欲・嫉妬・憤怒・色欲・暴食・怠惰
まず女医はあんな状況でも宝石について言及していたので強欲
女学生は自身の数学の才能にかなりの自信があったようなので傲慢
警察官は明らかに憤怒
設計者も明らかに怠惰
知的障碍者はお菓子をたくさん欲しがっていたので暴食?
となると残ったのは嫉妬と色欲ですが、脱獄犯は女学生を見ても無反応だったので嫉妬でしょうか
残った色欲は最初に退場したスキンヘッドの人となりますね
「人それぞれに悪いところはあるけれど、良いところや才能もあるんだからお互いに尊重しましょう」というメッセージも読み取れました。
こうやって映画を考察するのも楽しいです😆
No. | 職業 | 役割 | 罪 |
1 | ? | (視聴者にトラップの恐ろしさを見せつける?) | 色欲? (すぐに退場したので分からない) |
2 | 脱獄犯 | トラップを教える | 嫉妬? (女学生を見ても無反応だったので 色欲ではない?) 脱獄 |
3 | 女医 | 知的障碍者に対する理解・思いやり | 強欲(宝石について言及) 陰謀論 |
4 | 女学生 | 暗号の解読 | 傲慢(数学の才能に自信あり) 偏見 |
5 | 警察官 | フィジカル 指揮・統率・鼓舞 | 憤怒 |
6 | 設計者 | CUBEの構造を教える | 怠惰 |
7 | 知的障碍者 | 素因数分解の暗算 | 暴食? (お菓子をたくさん欲しがっていた) |
また、最初は生きる目的もなく無気力だった設計者が「生存」というシンプルかつ強い目的によって変わっていく様を見て、以下の言葉を思い出しました。
人間の強い習慣・嗜好を変えるのは,さらに強い欲望だけである
ジョン・マンデビル
以上、映画「CUBE」を見た感想でした。
NETFLIXで見れるので、興味を持った方はご視聴ください。