カンクリナイトグループの代表鉱物 「カンクリナイト(CANCRINITE) 和名:灰霞石」紹介
カンクリナイトのデータ
・様々なアルカリ火成岩の構成鉱物として産出する
・閃長岩に生成するものは方ソーダ石と共生していることが多い
・炎にかざすと簡単に溶けて白色のガラス物質になる
英名 | CANCRINITE |
和名 | 灰霞石 |
化学組成分類 | ケイ酸塩鉱物 |
晶系 | 六方晶系 |
色 | 様々 |
光沢 | ガラス光沢 脂肪光沢 |
蛍光 | なし |
条痕 | 無色 |
劈開 | 完全 |
断口 | 不平坦 |
モース硬度 | 5.0~6.0 |
比重 | 2.4~2.5 |
【参考】
カンクリナイトグループ
カンクリナイトは化学組成中の炭酸基[CO3]が硫酸基[SO4]に入れ替わることがあり、炭酸基[CO3]より硫酸基[SO4]が多くなったものはビシュネバイトに区別されます。
ビシュネバイトのほかにアフガン石・ジョゼッペ石・マイクロゾンマイトなどもカンクリナイトによく似た化学組成と結晶構造をしており、これらは全てカンクリナイトグループと呼ばれます。
主な産地
①ノルウェー
②グリーンランド
③カナダ
④アメリカ コロラド州
⑤日本 広島県庄原(しょうばら)市市東城(しとうじょう)町久代(くしろ)
⑥イタリア
⑦ドイツ
⑧ロシア