複屈折の特徴を持つ! 「カルサイト(CALCITE) 和名:方解石」紹介
カルサイトのデータ
・石英、苦灰石、霰石、珪灰石、黄鉄鉱、重晶石など様々な鉱物と共生する
・鍾乳石の主成分
・生石灰やセメントの原料に用いられる
英名 | CALCITE |
和名 | 方解石 |
化学組成分類 | 炭酸塩鉱物 |
晶系 | 六方晶系 |
色 | 様々 |
光沢 | ガラス光沢・真珠光沢 |
蛍光 | 青・ピンク・赤・黄色など |
条痕 | 白色 |
劈開 | 完全 |
断口 | 貝殻状 |
モース硬度 | 3.0 |
比重 | 2.7 |
【参考】
英名:カルサイトの由来
英名:カルサイトは「石灰石」を意味するギリシャ語が由来です。
一方、和名:方解石は極めて完全な劈開があることに由来しています。
ビアンコカララ大理石
イタリアで産出するクリーム色の方解石は特に「ビアンコカララ大理石」と呼ばれ、彫刻や墓石などに利用されています。
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方解石の持つ特徴的な性質「複屈折」
複屈折とは、物質の中を光が通過する際に、2つの光線に分かれて異なる方向に光を放つ性質のことです。
質の良い方解石の結晶の劈開面を通して文字や線を見ると、複屈折によって二重に見えます。
複屈折は水晶などの鉱物でも見られますが、とりわけ方解石が強く複屈折の特徴を見せます。
主な産地
①アイスランド
②日本 大分県鯛生(たいお)鉱山
③イタリア
④イギリス
⑤フランス
⑥ナミビア
⑦アメリカ