- ギリシャ神話
- ガイア(Gaia)
- タルタロス(Tartarus)
- エロース(Eros)
- アイテール(Aether / Aither)
- オケアノス(Oceanus)
- レイア(Rhea)
- クロノス(Kronos/Chronos)
- テミス(Themis)
- アトラス(Atlas)
- プロメテウス(Prometheus)
- カリプソ(Calypso)
- ヘスティア(Hestia)
- ハデス(Hades)
- ポセイドン(Poseidon)
- ゼウス(Zeus)
- ケイロン(Chiron)
- トリトン(Triton)
- オリオン(Orion)
- アテナ(Athena)
- アルテミス(Artemis)
- アポロン(Apollo)
- ヘリオス(Helios)
- セレーネ(Selene)
- ヘルメス(Hermes)
- イオ(Io)
- ペルセウス(Perseus)
- ヘラクレス
- ヘパイストス(Hephaestus)
- アフロディーテ(Aphrodite)
- ハルモニア(Harmonia)
- ヘカテー(Hecate)
- ヒュプノス(Hypnos)
- タナトス(Thanatos)
- ネメシス(Nemesis)
- ニケ(Nike)
- ローマ神話
- 北欧神話
- エジプト神話
- ヒンドゥー神話
- メソポタミア神話
- アステカ神話
- マヤ神話
ギリシャ神話
ガイア(Gaia)

ギリシャ神話に登場する大地の女神。
原初の神(プロトゲノイ)の一柱。
タルタロスの妻、オケアノス・レイア・クロノス・テミス等の母。
ウラノスが巨人族を大地の奥底(タルタロス)に閉じ込めた際は息子のクロノスに大鎌を与え、ウラノスを討伐させた。
すると今度はクロノスが暴君化したため、孫のゼウスにクロノスを討伐させた。
さらに今度はゼウスがティターン神族を奈落に封印したため、タルタロスとの間にテュポーンやギガースを生み、ゼウスに差し向けて激しい戦いを引き起こした。
バキのキャラクターが有名。
タルタロス(Tartarus)
ギリシャ神話に登場する奈落・深淵の神。
原初の神(プロトゲノイ)の一柱。
ガイアの夫、テュポーン・エキドナの父、ケルベロス・ヒュドラ・キマイラ等の祖父。

エロース(Eros)

ギリシャ神話に登場する生殖・愛・情熱の神。
原初の神(プロトゲノイ)の一柱。
ローマ神話におけるキューピッド。
黄金の矢と鉛の矢を所持しており、黄金の矢で射られた者は最初に見た相手に激しい恋心を抱くようになり、鉛の矢で射られた者は最初に見た相手に激しい嫌悪感と拒絶感を抱くようになる。
太陽神アポロンとダフネの悲恋の物語など、エロースの気まぐれによって悲劇や混乱の神話が数多く生まれた。
また黄金の矢で誤って自分の指を傷つけてしまい、美しい人間の王女プシュケーに激しい恋心を抱くようになってしまった。
最終的にはゼウスに二人の関係が認められたことで二人は結ばれ、プシュケーは神々の仲間入りを果たした。
アイテール(Aether / Aither)
ギリシャ神話に登場する澄気(澄み渡った天上の輝く空気)の神。
原初の神(プロトゲノイ)の一柱。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、世界を構成する四大元素である火・水・土・風に続く第五の元素として、宇宙空間を満たすエーテル(Aether)を提唱した。
このエーテルはアイテールが語源となっている。
シャドウバースのフォロワーが有名。

オケアノス(Oceanus)
ギリシャ神話に登場するティターン神族。
ガイアの息子、レイア・クロノス・テミスの兄。
世界を取り巻く巨大な大河を司る。
内海を司るポセイドンと対になる存在。
英語のOcean:海の語源。
ゼウス率いるオリンポスの神々とティターン神族の戦争ティタノマキアにおいて、オケアノスは中立の立場を貫いたため、ティターン神族が敗れた後も冥界タルタロスへ幽閉されることはなかった。

レイア(Rhea)

ギリシャ神話に登場する豊穣・世代の継続・母性の女神。
後世になると現在のトルコ周辺の国々で信仰されていた大母神キュベレーと同一視されるようになる。
ガイアの娘、オケアノスの妹、クロノス・テミスの姉、クロノスの妻。
ヘスティア・デメテル・ヘラ・ハデス・ポセイドン・ゼウスの母。
レイアの夫クロノスはレイアの父ウラノスから「お前も自分の子供に権力を奪われるであろう」と予言を受けていたため、レイアが子供を生むたびに赤ん坊を次々と丸呑みにしてしまった。
5人の子供を吞み込まれ、悲しみと怒りに暮れたレイアは6人目の子供ゼウスを身籠った際、母ガイアに助けを求めた。
ガイアの知恵を借り、隠れてこっそりとゼウスを産み落とした後、産着でグルグル巻きにした大きな石を赤ん坊だと偽ってクロノスに渡し、クロノスは疑うことなくその石を丸呑みにした。
こうしてゼウスは無事に生き延びて成長し、後にクロノスを打ち倒して5人の兄弟も救出されることとなる。
スターウォーズのレイア姫やモンハンのモンスターが有名。
クロノス(Kronos/Chronos)

ギリシャ神話に登場する農耕の神。
本来は農耕の神(Κρόνος)とはギリシャ語のスペルも異なる別物であったが、古代ローマ時代やルネッサンス期以降に時間の神(Χρόνος)と同一視されるようになった。
時間を意味する英語の接頭語Chrono-の語源。
ウラノスとガイアの息子、オケアノス・レイアの弟、テミスの兄、レイアの夫。
ヘスティア・デメテル・ヘラ・ハデス・ポセイドン・ゼウスの父。
父ウラノスが異形の子(独眼のキュクロプスや百手のヘカトンケイル)を嫌ってタルタロスに幽閉した際、怒った母ガイアからアダマスの鎌を授けられ、ウラノスに奇襲をかけ男性器を切断して去勢し、神々の王の座を奪い取った。
その際ウラノスから「お前も自分の子供に権力を奪われるであろう」と予言を受けたため、妻レイアが子供を生むたびに赤ん坊を次々と丸呑みにするようになった。
最終的にはウラノスの予言通り、自身も息子のゼウスにティタノマキアで敗北し、タルタロスに封印されることになる。
クロノトリガーやクロノクロス、テレビ番組「逃走中」の深夜番組時代の番組名が有名。
※逃走中は元々深夜番組「クロノス」のコーナーの1つでした。
テミス(Themis)
ギリシャ神話に登場する法・正義・掟の女神。
ローマ神話におけるユースティティア(Justitia)であり、英語のJustice:正義の語源。
ガイアの娘、レイア・オケアノス・クロノスの妹、甥っ子ゼウスの2番目の妻。
シャドウバースの「ヤバくなったらすぐテミス」「はいはいテミステミス」で有名。

アトラス(Atlas)

ギリシャ神話に登場するティターン神族。
オケアノスの孫、プロメテウスの兄。
ティタノマキアにおいてティターン神族側の将軍として猛威を振るい、オリンポスの神々を苦しめたため、敗戦後タルタロスへ落とされるどころか、世界の西の果てで天が落ちてこないよう永遠に支え続けるという特に厳しい罰が与えられた。
英雄ヘラクレスの12の偉業の1つに「ヘスペリデスの黄金のリンゴを手に入れる」というものがあり、
そのリンゴはアトラスの娘たちが守るリンゴであったため、アトラスが「代わりに取ってきてやるから、その間天を支えていてくれ」と提案し、ヘラクレスは一時的に天を肩代わりした。
リンゴを取ってきたアトラスは「もう天を担ぐのは嫌だ。お前がそのまま支えておけ」と逃げようとしたが、ヘラクレスは「分かった。でも肩のクッションを整えたいから、ちょっとの間だけ持っててくれ」と騙し返し、アトラスが天を受け取った瞬間にリンゴを持って逃げ去った。
天を支えるアトラスの姿はストラテジーゲームcivilizationⅥのパッケージにもなっている。
また、人間の頭蓋骨を一番上で支えている首の骨もアトラスと呼ばれている。
世界樹の迷宮シリーズ等を手掛けるゲームメーカーが有名。
プロメテウス(Prometheus)

ギリシャ神話に登場するティターン神族。
オケアノスの孫、アトラスの弟。
その名は「先見の明を持つ者、先に考える者」という意味を持ち、肉体派の兄アトラスとの対比になっている。
プロメテウスが粘土をこねて最初の人間の男性を創り、知恵の女神アテナがその肉体に息を吹き込むことで生命が宿り、人間が生まれたとされている。
そのためプロメテウスは自分が創りだした人間に愛着を持っており、度々味方をすることになる。
生贄の肉を神々と人間でどう分配するかを決める際には、プロメテウスは美味しい肉は人間に、骨を神々に分配されるように神々を騙した。
騙されたことが分かったゼウスは激怒し人間から火を没収するが、今度は火を盗み出して再び人間に与えたため、ゼウスの怒りは頂点に達し、人間にはあらゆる災いが入った箱とパンドラという女性を送り込み、プロメテウスはコーカサス地方の岩山に縛り付け、毎日大鷲に肝臓を食べられるという過酷な処罰を与えた。
プロメテウスはケイロンから不死の権能を与えられた神であるため、食べられた肝臓は夜になると再生し、次の日にまた大鷲に食べられるという永遠の苦痛を味わうことになってしまった。
そんなプロメテウスであったが、英雄ヘラクレスが12の偉業の旅の途中でプロメテウスの元を訪れ、大鷲を弓矢で射殺し、ゼウスの許可を得て鎖を断ち切り遂に解放されることとなる。
解放してもらったお礼として「ヘスペリデスの黄金のリンゴを手に入れるには、兄のアトラスを頼ると良い」という情報をヘラクレスに授けた。
エイリアンシリーズの映画が有名。
【参考】

カリプソ(Calypso)

ギリシャ神話に登場する海の女神。
アトラスの娘。
その名はギリシャ語で「覆い隠す者」という意味を持つ。
トロイア戦争からの帰路で船を失い漂流した英雄オデュッセウスを手厚く介抱し、彼に恋をするようになる。
「ここに留まり私の夫になるなら、不老不死を与える」と提案するが、オデュッセウスの心は故郷イタケと妻ペネロペのもとにあったため、その提案は受け入れられず7年の歳月が過ぎることとなる。
そんなオデュッセウスを憐れんだ女神アテナがゼウスに掛け合い、伝令神ヘルメスが送り込まれカリプソはオデュッセウスを解放するように命じられる。
伝令を受けたカリプソは「男の神々が人間の女性を愛でるのは許されるのに、女の神が人間の男性を愛すると引き裂こうとする」と、神々のダブルスタンダードに対する強い不満と憤りを吐露したが、ゼウスの命には逆らえず、オデュッセウスに筏(いかだ)の作り方・水・食料・追い風を授け、彼を送り出した。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのD・B・ジョーンズの恋人が有名。
ヘスティア(Hestia)
ギリシャ神話に登場する神聖な火・竈・家庭・建築の女神。
クロノスとレイアの娘、デメテル・ヘラ・ハデス・ポセイドン・ゼウスの姉。
ポセイドンやアポロンから求婚されていたが、ゼウスに永遠の処女を守ることを誓い、栄誉を与えられた。
争いが嫌いで戦争には一切関与せず、常にオリンポス山の竈の傍らに静かに座っている。
ダンまちのキャラクターが有名。

ハデス(Hades)

ギリシャ神話に登場する冥界の神。
クロノスとレイアの息子、ヘスティアの弟、デメテル・ヘラ・ポセイドン・ゼウスの兄、姪っ子ペルセポネの夫。
ローマ神話におけるプルートー。
地獄の番犬ケルベロスを飼っている。
亡くなった人間の魂を平等に裁き、英雄はエリュシオンへ、罪人はタルタロスへ振り分ける役割を担っている。
お花を摘んでいた姪っ子のペルセポネを冥府に誘拐し、無理やり結婚したヤベーやつ。
妹のデメテルも泣いてるぞ。(冬の誕生)
詳細はローマ神話のプロセルピナを参照。
シャドウバースのフォロワーが有名。
ポセイドン(Poseidon)
ギリシャ神話に登場する馬・地震・海の神。
クロノスとレイアの息子、ヘスティア・デメテル・ヘラ・ハデスの弟、ゼウスの兄、ペガサスの父。
ローマ神話におけるネプチューン。
トライデントと呼ばれる武器を所持しており、これで岩を砕くと泉が湧き、海を突くと猛烈な嵐や高波が起こり、地を叩くと大地震を引き起こすとされている。

ゼウス(Zeus)
ギリシャ神話に登場する全知全能の最高神。
クロノスとレイアの息子、ヘスティア・デメテル・ヘラ・ハデス・ポセイドンの弟。
アテナ・アポロン・アルテミス・ヘルメス・バッカス・ペルセウス・ヘラクレス・アフロディーテの父。
ローマ神話におけるジュピター。
父クロノスに嘔吐剤を飲ませ呑み込まれていた兄姉達を救出し、ティタノマキアで勝利して神々の王の座に就いた。

ケイロン(Chiron)

ギリシャ神話に登場するケンタウロスの一員。
クロノスとフィリュラーの息子。
クロノスが馬の姿に変身してフィリュラーと交わったため、半人半馬の姿で生まれた。
アポロンやアルテミスからあらゆる学問と知識を授けられ立派な賢者へと成長し、アキレスやヘラクレスなど有名な英雄たちを育て上げた。
不老不死であったがヘラクレスが放ったヒドラの毒矢が誤ってケイロンの膝に当たってしまい、毒の苦しみから解放されるためにプロメテウスに不死の権能を譲渡して死を選んだ。
その死を惜しんだゼウスによってケイロンは天に上げられ、ケンタウロス座(射手座)となった。
このことからケイロンの弓がゲームでアイテム化されることが多い。
トリトン(Triton)

ギリシャ神話に登場する海の神で、伝令の役割を担っている。
ポセイドンの息子。
上半身が人間、下半身が魚の姿をしており、後世のマーマンやマーメイドのルーツとなった。
荒れ狂う海を即座に鎮めたり、逆に激しい波を起こしたりすることができる法螺貝を所持しており、その音はあまりにも強大なため、敵を恐怖で逃げ出させる道具としても機能する。
海王星の最大の衛星にはトリトンという名前が付けられている。
ポケモンのトリトドンが有名。
オリオン(Orion)

ギリシャ神話に登場する狩猟の神。
ポセイドンの息子。
あまりにも傲慢で、自分の狩人としての腕を過信したオリオンは「地球上のあらゆる獣を狩り尽くして見せる」と大口を叩き、ガイアの怒りを買った。
ガイアによって巨大なサソリが差し向けられ、その猛毒によってオリオンは絶命してしまう。
この功績によってサソリは天に昇り蠍座となり、蠍座が東の空から登って来るとオリオン座は逃げるようにして西の空に沈んでいくのだとされている。
アテナ(Athena)

ギリシャ神話に登場する知恵・学問・戦略・工芸の女神。
ゼウスの娘。
ローマ神話におけるミネルヴァ。
知恵と度量を持つ人間を好み、ペルセウス・オデュッセウス・ヘラクレスなど多くの英雄を陰でサポートした。
アラクネと織物で対決した際には、アテナですらアラクネの作品の欠点を見出せなかったが、アラクネの織物の図案が神々のスキャンダルを描いたものであったため、アテナは激昂しアラクネの作品を切り裂いて彼女をクモの姿に変えてしまった。
処女神(パルテノス)の1人で、アテネのパルテノン神殿の語源になっている。
ポケモンのロケット団幹部が有名。
アルテミス(Artemis)
ギリシャ神話に登場する狩猟・野生動物・月・純潔の女神。
ゼウスの娘、アポロンとは双子のきょうだい。
ヘスティアやアテナと同様に処女神(パルテノス)の1人。
狩猟の女神であるためか、ゲームでアルテミスの弓がアイテム化されることが多い。

アポロン(Apollo)

ギリシャ神話に登場する芸能・音楽・詩・予言・光・医術・弓術の神。
ゼウスの息子、アルテミスとは双子のきょうだい。
自身の弓術の腕前ゆえに傲慢になっていたため、エロースによって黄金の矢を射られ精霊ダフネに激しい恋心を抱くようになる。
しかしダフネはエロースによって鉛の矢を射られていたためアポロンを忌避し、最後には自らを月桂樹の姿へと変えてしまった。
悲しみに暮れるアポロンは月桂樹の枝で冠を作り永遠の愛の証としたことから、勝者や詩人に月桂冠を授ける習慣が生まれたとされている。
ヘリオス(Helios)
ギリシャ神話に登場する太陽神。
セレーネの兄。
天の頂点から全てを見通すことが出来るため全てを目撃する神としても知られている。
ハデスがペルセポネを誘拐した際にその一部始終を目撃しており、デメテルに真相を伝えた。
太陽神=アポロンというイメージが強いが、元々は太陽そのものとして空を翔るのがヘリオス、聖なる光を司るのがアポロンであり、アポロンの光の神としての性質が強調された結果、ヘリオスと役割が被って同一視されるようになった。
モンハンの防具が有名。

セレーネ(Selene)
ギリシャ神話に登場する月の女神。
ヘリオスの妹。
ローマ神話におけるルナ。
羊飼いの美少年エンデュミオンに一目惚れし、ただの人であるエンデュミオンが老いて死にゆくことを恐れたセレーネは、ゼウスに頼んでエンデュミオンに不老不死の永遠の眠りを与えてもらった。
モンハンの防具とシャドウバースのキャラクターが有名。ルナの負けだよ。

ヘルメス(Hermes)

ギリシャ神話に登場する伝令神。
ゼウスの息子、アトラスの孫。
ローマ神話におけるメルクリウス。
非常に俊敏で神々の伝令役としての役割を担っているためか、ヘルメスの靴がゲームでアイテム化されることが多い。
カリプソが英雄オデュッセウスを引き留めていた際にはヘルメスが送り込まれ、オデュッセウスを解放するようにゼウスの命を伝えた。
フランスの高級品メーカーが有名。
イオ(Io)

元々はアルゴス王国の王女であったが、エジプトで豊穣の女神イシスと同一視されるようになった。
ヘラの巫女、ゼウスの愛人、ペルセウスのひいひいおばあちゃん(高祖母)。
ゼウスは妻ヘラに浮気がバレそうになると、イオを美しい白牛の姿に変え難を逃れようとするが、勘の鋭いヘラはこれを見抜き、白牛を差し出すように要求する。
ゼウスは断ることが出来ず白牛を差し出し、ヘラは白牛が元の姿に戻れぬように100の目を持つ巨人アルゴスに見張らせた。
これに胸を痛めたゼウスは伝令神ヘルメスを派遣。
ヘルメスは葦笛の音色でアルゴスの100の目全てを眠らせ、打ち首にしてイオを救出した。
この時アルゴスの100の目はヘラの聖鳥クジャクの羽の模様に刻まれたとされている。
最終的にはイオは白牛から人間の姿に戻ることが叶い、ゼウスとの間にエパポス(ペルセウスのひいおじいちゃん)を生んだ。
ゼウスのローマ神話における名前がジュピター(木星)であることから、木星の衛星の1つにイオという名前が付けられている。
ドラクエの呪文が有名。
ペルセウス(Perseus)

ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄。
ゼウスの息子、アンドロメダの夫、ヘラクレスのひいひいおじいちゃん(高祖父)。
ゴルゴーン三姉妹の三女メデューサの首を斬り落として退治し、切り口から誕生したペガサスに乗って長女と次女の追跡を振り切った。
その帰り道、エチオピアで海の怪物ケートスの生贄として岩場に縛り付けられていた王女アンドロメダを発見し、救出して妻とした。
島谷ひとみの曲が有名。
【参考】
ヘラクレス

ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄。
ゼウスの息子、ペルセウスの玄孫(やしゃご)。
ヘラクレスはゼウスと人間の女性アルクメネ(ペルセウスの曾孫)との間に出来た子供なので、ゼウスの妻ヘラから憎まれ、ヘラクレスが大人になった時にヘラに狂気を吹き込まれ、愛する妻子を自らの手で殺めてしまう。
これがきっかけとなりヘラクレスは自らの過ちを償うため、12の偉業の旅に出る。
12の偉業の中にはヘスペリデスの黄金のリンゴの他に、ヒドラ退治やケルベロスの捕獲などがある。
死後はその功績が認められ、オリンポスの神々の仲間入りを果たすとともに女神ヘラとも和解し、ヘラクレス座となった。
Fateのサーヴァントやヘラクレスオオカブトが有名。
ヘパイストス(Hephaestus)

ギリシャ神話に登場する職人技・炎・鍛治の神。
アフロディーテの夫。
生まれた時に足が不自由で不格好だったので母ヘラに海に捨てられたという説と、ゼウスとヘラの夫婦喧嘩の際にヘラを庇ったため、ゼウスによって海に蹴落とされたという説がある。
海に落ちたヘパイストスは海の女神テティスらに救われ、海底の洞窟で9年間鍛治の腕を磨き、最高の職人へと成長した。
成長したヘパイストスは母ヘラに復讐するため、呪われた黄金の玉座を作りオリンポスへ贈った。
その玉座にヘラが腰かけると、目に見えない仕掛けで縛り付けられ身動きが取れなくなってしまう。
神々がヘパイストスに解呪を頼み、交換条件としてアフロディーテとの結婚を勝ち取った。
ゼウスの雷霆やアポロンとアルテミスの弓、そしてパンドラという女性もヘパイストスが創り出した。
アフロディーテ(Aphrodite)

ギリシャ神話に登場する愛・美・情熱・繁栄の女神。
ヘパイストスの妻。
ローマ神話におけるヴィーナス。
アフロディーテの誕生についてはヘシオドス説とホメロス説が存在する。
ヘシオドス説:クロノスによってウラノスの男性器が切り落とされた際、海に落ちた男性器の周囲に煌めく白い泡(アフロス)が生じ、そこから生まれたという説。
ホメロス説:ゼウスとディオーネの間に生まれた娘とする説。
ハルモニア(Harmonia)

ギリシャ神話に登場する一貫性・調和の女神。
軍神アレスとアフロディーテの娘、英雄カドモスの妻。
英語のHarmony:調和の語源。
戦争の神と愛の女神という対立する正反対の存在が合わさることで調和が生まれるという、ギリシャ哲学的思想が窺える出生になっている。
妻アフロディーテに浮気されたヘパイストスはハルモニアのことを憎んでおり、英雄カドモスとの結婚祝いとして呪われた首飾りを贈った。
首飾りの呪いによりハルモニアの子孫たちは悲惨な死を遂げ、勘違いした夫カドモスが「大蛇を殺した報いでこんな災いが起きるなら、自分自身が大蛇になってしまいたい」と願ったところ、本当に蛇の姿になってしまった。
それを見たハルモニアも「私も夫と同じ姿にしてください」と神に祈り、こうして二人とも大蛇へと姿を変え、大蛇となった後も二人は仲睦まじく寄り添い合い、最終的には神々によって争いのない平和なユートピア「エリュシオンの野」へと受け入れられ、永遠の安らぎを得たとされている。
ポケモンのN(ナチュラル・ハルモニア・グロピウス)が有名。
ヘカテー(Hecate)

ギリシャ神話に登場する夜・月・辻・境界・魔術の女神。
魔女メディア・キルケーの師匠。
ローマ神話におけるトリヴィア。
ティターン神族の血を引いているが、ティタノマキアにおいてオリンポスの神々の側に味方したため、オケアノスと同様にタルタロスへ幽閉されることはなかった。
ハデスがペルセポネを誘拐した際には松明を掲げてペルセポネの捜索を手助けした。
灼眼のシャナのキャラクターが有名。
ヒュプノス(Hypnos)
ギリシャ神話に登場する眠りの神。
タナトスとは双子の兄弟。
ゼウスですらヒュプノスの眠らせる力には抗えず、過去に二度眠らされてしまっている。
ドラクエの特技が有名。

タナトス(Thanatos)

ギリシャ神話に登場する死の神。
ヒュプノスとは双子の兄弟。
老衰や穏やかな自然死を司る。
暴力的な死や戦死はケールという別の死の女神が司る。
死を司っているためか、死を受け入れたくない人間に捕らえられたり闘いになったりすることが多い。
心理学においてはフロイトが死への欲動をタナトス、生への欲動をエロースと呼んだ。
ドラクエの特技が有名。
ネメシス(Nemesis)
ギリシャ神話に登場する義憤・神罰の女神。
英語のNemesis:勝ち目のない天敵の語源。
ナルシストの語源で有名な美少年ナルキッソスが多くの求愛者を冷酷に拒絶したため、「他者を愛せない男は自分自身に恋をして苦しむがよい」と自分自身に恋をする呪いをかけた。
バイオハザードのBOWやシャドウバースのクラスが有名。

ニケ(Nike)
ギリシャ神話に登場する勝利の女神。
ローマ神話におけるヴィクトリア。
エーゲ海のサモトラケ島で発見された大理石の彫刻「サモトラケのニケ」がルーヴル美術館の階段の踊り場に展示されている。
伝統的に夏季オリンピックの表彰メダルの裏面には勝利を象徴するニケの姿が刻まれている。
日本のスポーツブランド「ナイキ」はこの女神ニケが由来。
スマホゲームのタイトルも有名。

ローマ神話
紀元前3世紀頃からローマが地中海世界へと勢力を拡大し、ギリシャ文化(ヘルニズム文化)を深く受容していく中で、ローマ人たちは自国の概念的な神々にギリシャ神話の豊かなエピソードや魅力的な容姿を当てはめていき、「神々の同一視(シクレティズム/習合)」を進めた。
ローマ神話の神々は英語圏における惑星の名前の由来にもなっている。
マルス(Mars)
ローマ神話に登場する軍神。
ギリシャ神話におけるアレス。
英語のMars:火星の語源。
オスの記号♂はマルスの持つ槍と盾を図案化したものが元になっている。
ファイアーエムブレムの主人公が有名。

ルキナ(Lucina)
ローマ神話に登場する出産・誕生の女神。
その名はラテン語で「光へ導く者」という意味を持つ。
ギリシャ神話におけるアルテミス。
ファイアーエムブレムのキャラクターが有名。

ジュピター(Jupiter)
ローマ神話の登場する天空・雷・天候の神。
ネプチューンとプルートーの兄、プロセルピナとマーキュリーの父。
ギリシャ神話におけるゼウス。
英語のJupiter:木星の語源。
セーラームーンのキャラクターが有名。

ネプチューン(Neptunus)
ローマ神話に登場する海・水の神。
ジュピターの弟、プルートの兄。
ギリシャ神話におけるポセイドン。
英語のNeptune:海王星や元素記号のNpネプツニウムの語源。
セーラームーンのキャラクターやお笑いトリオが有名。

プルートー(Pluto)
ローマ神話に登場する冥界の神。
ジュピターとネプチューンの弟、プロセルピナの夫。
ギリシャ神話におけるハデス。
英語のPluto:冥王星と元素記号のPuプルトニウムの語源。
ディズニーの犬が有名。

プロセルピナ(Proserpina)
ローマ神話に登場する春・芽吹きの女神かつ冥府の女王。
その名はラテン語で「芽を出す」という意味を持つ。
ジュピターとケレスの娘、プルートーの妻。
ギリシャ神話におけるペルセポネ。
プロセルピナに一目惚れしたプルートーが彼女を冥界に連れ去り、ザクロの実を少し食べさせた。
その結果「冥界の食べ物を口にした者は冥界に留まらねばならない」という冥界の掟によって、プロセルピナは1年のうち約3か月は地上へ戻ることが出来なくなってしまった。
このことに豊穣の女神である母ケレスは酷く悲しみ、1年のうちプロセルピナが冥界にいる約3か月の間は草木の枯れる冬が訪れるようになったとされている。

フローラ(Flora)
ローマ神話に登場する春・開花の女神。
ギリシャ神話におけるニンフ。
詩人オウィディウスの『祭暦』によると、元々は「クロリス」という名のニンフだったが、西風の神ゼピュロスに愛されて妻となり、すべての花を統べる権力と永遠の若さを贈られ、ローマの女神フローラとして生まれ変わったとされている。
神々の女王ユノに触れるだけで妊娠する花を贈り、その結果マルスが誕生した。
ドラクエ5のキャラクターが有名。

メルクリウス(Mercurius)
ローマ神話に登場する商業・交渉・旅の神。
ジュピターの息子。
ギリシャ神話におけるヘルメス。
英語のMercury:水星の語源。
その名はラテン語の「merx(商品)」や「mercaris(交易する)」が元になっているとされており、日本最大のフリーマーケットサービス「メルカリ」もこれを語源としている。
カドゥケウスと呼ばれる和解・平和・交渉の象徴とされる二匹の蛇が巻きついた杖を所持しており、
ゲーム会社アトラスから発売されたSF外科手術アクションゲームシリーズのタイトルに使用されている。
セーラームーンのキャラクターやクイーンのボーカルが有名。

バッカス(Bacchus)
ローマ神話に登場する酒と狂気の神。
ジュピターの息子。
ギリシャ神話におけるディオニュソス。
ジュピターと人間の王女セメレの間に生まれた子供なので、ジュピターの妻ジュノーの嫉妬によって赤ん坊の頃から命を狙われるが、メルクリウスによってニンフ達のもとに預けられ無事に成長した。
FFのバッカスの酒が有名。

ヴィクトリア(Victoria)
ローマ神話に登場する勝利の女神。
ギリシャ神話におけるニケ。
英語のVictory:勝利の語源。
勝者に月桂冠を授ける役割を担っている。

フォルトゥナ(Fortuna)
ローマ神話に登場する幸運の女神。
ギリシャ神話におけるテュケー。
英語のFortune:幸運の語源。

トリヴィア(Trivia)
ローマ神話に登場する月・冥界・魔術・辻の女神。
ギリシャ神話におけるヘカテー。
3本の道が交わる場所(trivium)は古代ローマ時代に人々が集まって井戸端会議をする格好の社交場だった。
そこでおしゃべりされていた内容が取るに足らない世間話であったことから、やがてトリヴィアは雑学を指す言葉に変化していった。
ムダな知識を紹介するテレビ番組が有名。

北欧神話
オーディン(Odin)

北欧神話に登場するアース神族の主神。
戦争・知恵・魔術・詩文・死を司る。
トールの父。
知恵の泉の水を飲む代償として自分の片目を差し出したため、つばの広い帽子を目深にかぶり、片目に眼帯をした老人の姿で描かれる。
また、ルーン文字を習得するため、世界樹ユグドラシルに槍で突かれた状態で9日間首を吊るなど、知識に対する異常とも言える執着心を持っている。
必中の槍グングニルを持ち、死者の国ヘルヘイムへ自在に行き来することができる8本足の神馬スレイプニルを従えている。
他には世界中を飛び回り情報を持ち帰る二羽のワタリガラスであるフギンとムニン(思考と記憶を意味する)や、ゲリとフレキという名の二頭のオオカミも従えている。
世界の終焉ラグナロクに備え、戦場で勇敢に戦って死を遂げた戦士たち(エインヘリャル)をワルキューレに命じてオーディンの宮殿ヴァルハラに集めさせた。
しかし、最終的にはラグナロクでフェンリルに吞み込まれてしまった。
ヴァルキリープロファイルのキャラクターやFFの召喚獣が有名。
ヴァルキリー(ワルキューレ)
北欧神話に登場する半神の戦乙女。
その名は「戦死者(val)を選ぶ者(kyrja)」という意味を持つ。
オーディンの命令でエインヘリャルをヴァルハラに集めた。
ヴァルキリープロファイルの主人公が有名。

フレイヤ(Freyja)
北欧神話に登場するヴァン神族の女神。
愛・美・豊穣・魔法・戦いを司る。
未来を予知したり運命を操ったりする古代の魔術「セイド」の達人であり、主神オーディンにその術を教えたのもフレイヤだとされている。
移動するときは2匹の大きな青灰色(または白)の猫が引く戦車に乗り、身につけると鷹に変身して空を飛べる鷹の羽衣を所持している。
ヴァルキリープロファイルのキャラクターが有名。

トール(Thor)

北欧神話に登場する雷神。
オーディンの息子。
神々の領域アースガルドを守護する役割を担っている。
ミョルニルという名のハンマーを所持しており、グングニル同様に狙いを外すことはなく、投げても手元に戻って来る。
しかし、そんな大事なミョルニルを巨人トリムに盗まれてしまったことがあり、ミョルニル返還の条件として女神フレイヤとの結婚を要求された。
そのことをフレイヤに報告するとフレイヤは激怒しこれを拒否。
仕方なくトールは自ら花嫁のドレスを着てフレイヤに変装し、トリムのもとへ潜入した。
祝宴で牛1頭と鮭8匹を平らげたことで怪しまれつつも、儀式で出されたミョルニルを手にした瞬間に正体を明かし、巨人たちをなぎ倒してハンマーを取り戻した。
ラグナロクにおいてはヨルムンガンドとの死闘の末、なんとか勝利を収めるが、ヨルムンガンドが撒き散らした猛毒を浴びてしまい、わずか9歩歩いたところで倒れ、相打ちとなってしまった。
マーベルのマイティ・ソーが有名。
ロキ(Loki)

北欧神話に登場する悪戯好きの神。
スレイプニル・フェンリル・ヨルムンガンド・ヘルの父。
生まれは巨人族だが、オーディンと義血の契りを結んだことでアース神族の仲間入りを果たした。
トールの妻シヴの美しい金髪を悪戯で丸刈りにしたことがあり、これにトールが激怒。
謝罪のためにドワーフ達にグングニルとミョルニルを作らせ、オーディンとトールに献上した。
最初はただの悪戯で片付けられるレベルだったが、徐々にその悪意は増していき、ついには光明の神バルドルの殺害へと至ってしまう。
それだけに留まらず宴の席で神々の秘密や弱みを次々に暴露・罵倒し、その結果ロキは岩に縛り付けられ、頭上から毒蛇の毒液が顔に落ち続けるという苛烈な罰を受ける。
縛り付けの罰から脱出したロキはフェンリル・ヨルムンガンド・ヘルや巨人たちを率いて神々に戦争を仕掛け、最終的には命を落とした。
ベヨネッタのキャラクターが有名。
バルドル(Baldr)

北欧神話に登場する光・平和・美の神。
バルドルの死が予言された際、バルドルの母フリッグは世界中のあらゆる存在(病気、毒、金属、石、動物、植物など)に「バルドルを傷つけない」という誓いを立てさせた。
その結果どんな攻撃も跳ね返す無敵の存在となったバルドルを称え、神々は彼に武器や石を投げつける余興を繰り広げて楽しむようになった。
そんな中、悪戯好きな神ロキは変装してフリッグに近づき、「誓いを立てさせていないものはないか」と尋ねる。
フリッグは油断して「森の東に生えていた小さなヤドリギ(ミステルテイン)だけは若すぎるから見逃した」と漏らしてしまう。
それを聞いたロキはヤドリギの枝で矢を作り、バルドルの盲目の兄ホズの手に握らせ「お前も弟を称える余興に参加しろ」とそそのかした。
ホズが放ったヤドリギはバルドルの胸を貫き、彼を即死させてしまった。
ベヨネッタのキャラクターが有名。
エジプト神話
ラー(Ra)

エジプト神話に登場する世界と神々を創り出したとされる太陽を司る最高神。
頭上に聖蛇ウラエウスが巻き付いた真っ赤な太陽円盤を戴いている。
バステトの父。
太陽が沈むとラーは「メセクテト」という船に乗り、冥界(ドゥアト)へと入る。
この夜の旅の間、ラーは世界の秩序を脅かす巨大な大蛇の悪魔「アポピス」と毎夜死闘を繰り広げ、ラーがアポピスに勝利することで、翌朝また無事に太陽が昇るのだと信じられていた。
朝・昼・晩で姿や呼び名が変化する。
遊戯王のラーの翼神竜が有名。
| 時間帯 | 姿 | 呼び名 |
| 朝 | フンコロガシ | ケプリ |
| 昼 | ハヤブサ | ラー |
| 晩 | 老人 | アテム |
バステト(Bastet)
エジプト神話に登場する病気からの守護・家庭・愛・安産の女神。
ラーの娘。
バステトが猫の姿をしていることから猫は聖なる動物とされ、死後は丁寧にミイラにされてバステトの神殿近くに埋葬されていた。

オシリス(Osiris)

エジプト神話に登場する豊穣と冥界の神。
イシスの夫、セトとネフティスの兄、ホルスの父。
遊戯王のオシリスの天空竜が有名。
オシリスの死と復活の逸話
オシリスは人々に農業を教え、法律や信仰を授け、エジプトを大いに繁栄させ、民衆から絶大な人気を誇っていた。
しかし弟のセトがこのことに激しく嫉妬し、オシリスの体にぴったり合う美しい棺(箱)を用意し、宴会の席で「この棺にぴったり体が収まった者にこれをやろう」と言い、オシリスが中に入った瞬間に蓋を閉め、釘を打ち込んでナイル川に流して殺害してしまった。
妻のイシスは深く悲しみ、夫の遺体を探し出して一度は回収するが、それを知ったセトは激怒し、オシリスの遺体を14の部位にバラバラに解体し、エジプト中にばらまいてしまった。
イシスは妹のネフティスや冥界の神アヌビスの協力を得て、バラバラになった遺体を魚に食べられてしまった1箇所(男性器)を除き全て集め、布で巻き、エジプト史上最初のミイラを作った。
そしてイシスの強力な魔術によって、オシリスは一時的に生命を取り戻した。
しかし現世に完全な姿で復活することはできなかったので、最終的に冥界(ドゥアト)の王かつ、死者の魂を裁く裁判官となった。
イシス(Isis)
エジプト神話に登場する豊穣・魔術・母性・献身の女神。
オシリスの妻、セトとネフティスの姉、ホルスの母。
その名は古代エジプト語で「玉座」を意味する。
最高神ラーの真名を巧みな知略で聞き出し、絶大な魔力を得た。
遊戯王のイシズ・イシュタールが有名。

セト(Set / Seth)
エジプト神話に登場する砂漠・嵐・混乱・戦いの神。
オシリスとイシスの弟、ネフティスの夫。
太陽神ラーが夜間に冥界を旅する際、世界を呑み込もうとする悪蛇アペプ(アポピス)を槍で突き刺して退ける役割を担っている。
遊戯王の海馬瀬人が有名。

ネフティス(Nephthys)
エジプト神話に登場する死者の保護・哀悼・夜・闇の女神。
オシリスとイシスの妹、セトの妻。
その名は古代エジプト語で「ネベトフウト」=「館(城塞)の女主人」を意味する。
遊戯王のネフティスの鳳凰神やシャドウバースのフォロワーが有名。

ホルス(Horus)
エジプト神話に登場する天空・正義・勝利の神。
オシリスとイシスの子供。
父を殺害したセトと戦って勝利し、正統な後継者となった。
遊戯王のホルスの黒炎竜が有名。

アヌビス(Anubis)

エジプト神話に登場する冥界の守護者、死者の魂を導くミイラ作成の神。
神話においてバラバラに殺害された冥界の王オシリスの遺体を繋ぎ合わせ、世界で初めてのミイラを作ったのがアヌビスとされており、古代エジプトのミイラ職人たちはアヌビスの仮面を被って儀式を行い、ミイラを作成していた。
古代エジプトでは墓地周辺を荒らすジャッカルや野犬への恐れから「彼らを神格化して味方にすることで墓を守ってもらおう」という思想が生まれたため、アヌビスはジャッカルの頭を持つ姿で描かれた。
死後の世界(アアル)へ旅立つ死者の魂を安全に案内し、最後の審判の場へと連れて行く役割を担っている。
死者の審判
死者の審判では天秤の片方に死者の心臓を置き、もう片方に正義と真実の女神マアトの真実の羽を置く。
生前、悪事を働いて心臓の罪の重さで天秤が傾いてしまうと、怪獣アメミットに心臓を食べられ、永遠の存在になれず死者は消滅してしまう。
心臓と羽がつり合えば、清い魂と認められてオシリスの治める楽園へと進むことができる。
アヌビスはこの天秤の針を厳格に監視・調整する重要な役割を担っている。
プレイステーション2のゲームソフトが有名。
セルケト(Serket / Selket)
エジプト神話に登場する毒からの守護・医療・治癒の女神。
その名は「喉を息づかせる者(呼吸を可能にする者)」という意味を持つ。
ラーが夜の旅で悪蛇アペプと戦う際、アペプを縛り上げる役割を担っている。
古代エジプトにおいて毒虫や蛇の治療専門医は「セルケトの神官」と呼ばれ、医療の実践者として重要な役割を果たしていた。

ヒンドゥー神話
ヴィシュヌ(Vishnu)

維持を司るヒンドゥー教の三神一体(トリムールティ)の一柱。
ラクシュミーの夫。
金色に輝く神鳥ガルーダに乗って移動する。
4本の腕に以下の道具を所持している。
・円盤(スダルシャナ・チャクラ):邪悪なものを切り裂き、宇宙の「時間」や「因果(カルマ)」を象徴する。
・法螺貝(パーンチャジャニヤ):その音は宇宙創造の最初の響き(オーム)であり、悪を退ける。
・棍棒(カウモーダキー):力や知性を表し、精神的・肉体的な強さを象徴する。
・蓮華(パドマ):清らかさ、美しさ、そして豊かな創造の力を表す。
ブラフマー誕生の逸話
宇宙が創造される前、ヴィシュヌは無限の宇宙の海(乳海)に浮かぶ、千の頭を持つ大蛇シェーシャ(アナンタ)のトゲトゲした体の上で、妻ラクシュミーに足をマッサージしてもらいながら、気持ちよさそうにうたた寝をしていた。
ヴィシュヌがうたた寝から目覚めると、彼のへそから一本の蓮の茎が伸びて花を咲かせ、その花の中から創造神ブラフマーが生まれた。
ブラフマー(Brahma)

創造を司るヒンドゥー教の三神一体(トリムールティ)の一柱。
世界の四方(東西南北)を常に見据える4つの顔を持つ。
泥水からミルクだけを飲み分ける、ハンサと呼ばれる聖なるガチョウ(または白鳥)に乗っており、善悪を見極める「高い知性と識別力」を表している。
シヴァやヴィシュヌと違って武器は持たず、知恵や儀式に関係するものを所持している。
・聖典(ヴェーダ):知識の象徴。
・水瓶(カマンダラ):宇宙を創造する生命の水。
・数珠(アクシャマー):時間を計り、祈りを捧げるためのもの。
・蓮華(ロータス):泥から美しく咲く、宇宙誕生の象徴。
顔が4つになった逸話
ブラフマーは自らの体からこの上なく美しい芸術と学問の女神サラスヴァティを創り出した。
(日本では弁才天としてお馴染み)
ブラフマーは自分の創ったサラスヴァティの美しさに一目惚れし、片時も目を離したくなくなってしまう。サラスヴァティが恥ずかしがって彼の左、右、後ろ、そして上空へと逃げ回るたびに、ブラフマーはその方向を見るための首を次々と生やし、最終的には5つの頭(前後左右+上)を持つようになった。
後に傲慢な態度を取ったブラフマーに対して怒ったシヴァ神(またはその化身)によって上の顔を切り落とされ、現在の4つの顔になったとされている。
シヴァ(Shiva)

破壊と再生を司るヒンドゥー教の三神一体(トリムールティ)の一柱。
別名マハーディーヴァー(偉大なる男神)もしくはマハーカーラ(偉大なる黒)。
パールヴァティーの夫、ガネーシャの父。
かつて世界を滅ぼすほどの猛毒が海から湧き出た際、シヴァがそれを飲み干して世界を救ったが、毒が喉に留まったために首が青くなったとされている。
トリシューラと呼ばれる三叉の槍を所持しており、物事の3つの性質(創造・維持・破壊)を支配する力を表している。
FFの召喚獣が有名。
愛の神カーマを灰にした逸話
最初の妻サティーが自ら命を絶ってしまったことにショックを受けたシヴァは、深い瞑想に入り心を閉ざしてしまう。
神々は愛の神カーマを送り込んで、シヴァに愛の矢を放たせてパールヴァティー(サティーが生まれ変わった姿)に目を向けさせようとした。
しかし、瞑想を邪魔されたシヴァは激怒し、額にある第三の目から放った炎でカーマを灰にしてしまった。
ラクシュミー(Lakshmi)
ヒンドゥー神話に登場する富・繁栄・幸運・美の女神。
ヴィシュヌの妻。日本では七福神の吉祥天として有名。
4本の腕を持ち、人間の4つの生きる目的(正義・富・欲求・解脱)を象徴している。
手からは金貨が溢れ出ていることが多く、物質的な豊かさを惜しみなく与えてくれることを意味している。

サラスヴァティ(Sarasvati)
ヒンドゥー神話に登場する芸術・音楽・知恵・学び・言語の女神。
創造神ブラフマーによって生み出された。
日本では七福神の弁財天として有名。
4本の腕を持ち、人間の心の4つの側面(精神、知性、意識、自我)を表している。
サラスヴァティは豪華な宝飾品や派手な色を好まず、常に純白のサリーを身にまとっており、不純物のない純粋な真理や知識を象徴している。
また、泥の中から美しく咲く白い蓮の花の上に座ることで、物質的な欲望に染まらない超越的な知性を表現している。

パールヴァティー(Pārvatī)
ヒンドゥー神話に登場する家庭の調和・愛・不滅の女神。
その名はサンスクリット語で「山の娘」を意味する。
シヴァの妻。ガネーシャの母。
前世はシヴァの最初の妻サティー。
実の父(ヒマラヤ山脈の擬人化である山の神ヒマヴァット)から夫のシヴァを侮辱されたことに耐えかねて、自ら火に飛び込み命を絶ち、パールヴァティーとして生まれ変わった。
ヒンドゥー教のシャークタ派(女神信仰)の教えでは、宇宙の根本的なエネルギーである「シャクティ(聖なる女性格の力)」が存在し、このシャクティが具現化した存在が「マハーディーヴィー(偉大なる女神)」である。
パールヴァティーはマハーディーヴィーの普段の姿であり、世界の秩序を脅かす悪魔が現れたときや激しい怒りに駆られたときには、ドゥルガーと呼ばれる戦闘形態へと変貌する。

ドゥルガー(Durga)
ヒンドゥー神話に登場する戦女神。
その名はサンスクリット語で「近づきがたい者」「不可能な障壁(砦)」を意味する。
マハーディーヴィーの戦闘形態。
ライオン(または獰猛なトラ)に乗っており、8本または10本の腕があり、あらゆる方向からの攻撃を防ぐ。
神々からトリシューラやチャクラ等ありとあらゆる武具を与えられ、魔神マヒシャアスラを打ち倒した。
ドゥルガーが戦いの中でさらに激しい怒りに囚われると、黒い皮膚と血走った目を持つ凄惨な女神カーリーへと姿を変える。

カーリー(Kālī)

ヒンドゥー神話に登場する戦いの女神。
マハーディーヴィーの憤怒の側面。
その名はサンスクリット語で「黒い者」、あるいは「時間(カラ)」の女性形であることから「時を司る者」を意味する。
夫シヴァを踏みつけた姿で描かれる理由
巨大な悪魔の軍勢との戦いで、カーリーは敵の血を最後の一滴まですべて飲み干して勝利した。
しかし、勝利の興奮と殺戮の歓喜のあまりダンスを止められなくなってしまい、彼女が踊るたびに世界は激しく揺れ、崩壊の危機に瀕した。
そこで夫であるシヴァが、彼女の足を止めようと自らその足元に横たわった。
興奮状態で踊っていたカーリーは、ふと自分が最愛の夫を足で踏みつけていることに気づく。
インドの文化において夫あるいは神を足蹴にすることは最大の非礼であり、彼女はそのショックと恥ずかしさのあまり思わず舌を出し、この瞬間に彼女の狂気は収まり世界は救われた。
ガネーシャ

ヒンドゥー神話に登場する学問・智恵・富・繁栄の神。
シヴァとパールヴァティーの息子。
その名は「群衆の長(ガナ・イーシャ)」を意味する。
大きな耳と小さな口は「人の話をよく聞き(大耳)、余計なことは喋らない(小口)」という、知性のあるべき姿を表している。
移動の際は小さなネズミに乗るとされており、これは「どれほど小さな存在(人間のエゴや邪念)でも、知性と神の力でコントロールできる」という意味を持っている。
宇宙全体をそのお腹の中に収めているとされ、世の中の善も悪もすべて飲み込むという器の大きさを象徴している。
インドの伝統的なお菓子:モーダカが大好物というチャーミングな一面も持つ。
【参考】モーダカ
刻んだココナッツやパームシュガーを混ぜて作った餡を米粉もしくは小麦粉を練った生地で包み、これを植物油で揚げるか蒸した物。

頭が象になった逸話
パールヴァティーが入浴する際、自分の垢を集めて美しい少年(後のガネーシャ)を作り命を吹き込み、「私が体を洗っている間、誰も中に入れないでね」と見張りを頼んだ。
そこへ旅から帰ってきたシヴァがやってきた。
少年はシヴァのことを知らないため、中への立ち入りを断固拒否。
これに激怒したシヴァは、なんと少年の首をはねて遠くへ投げ捨ててしまった。
入浴から出てきたパールヴァティーは我が子の姿を見て悲鳴を上げ、「なんてことをしてくれたの!」と激しく怒り狂った。
焦ったシヴァは部下に「今から最初に出会った生き物の頭を切り落として持ってこい!」と命じ、そこで最初に見つかったのが象だった。
シヴァはその象の頭を少年の体に据え置いて復活させ、自分の息子の証として「あらゆる群衆の長」という地位を与えた。
マヒシャアスラ(Mahishasura)

ヒンドゥー神話に登場する魔神。
サンスクリット語で「マヒシャ」は水牛、「アスラ」は魔族を意味し、その名の通り「水牛の姿をした魔王」、あるいは人間と水牛の姿を自由に行き来できる能力を持つ存在として描かれる。
過酷な修行を成し遂げたことで創造神ブラフマーに認められ、男・神・獣には殺されないという能力を授かった。
能力を得たマヒシャアスラは軍勢を率いて天界(スヴァルガ)へ進攻。
雷神インドラをはじめとする男神たちは総力を挙げて戦ったが、ブラフマーの祝福があるため、誰一人として彼に傷を負わせることができず、神々は天界を追われ、地上へ落とされることになった。
しかし最終的には女神ドゥルガーによって倒された。
FFの召喚獣が有名。
インドラ(Indra)
ヒンドゥー神話に登場する雨・嵐・雷の神。
日本では七福神の帝釈天として有名。
金剛杵(ヴァジュラ)という雷の武器を所持している。
NARUTOのキャラクターやヴァンガードのユニットが有名。

ナーガ(Nāga)
ヒンドゥー神話に登場する蛇の神達の総称。
最高神ヴィシュヌがうたた寝していた時、ベッドとなっていた千の頭を持つ大蛇シェーシャ(アナンタ)もナーガの一種。
シヴァの首に巻きついているヴァースキはシェーシャの弟。
ナーガたちの母(カドゥルー)がガルーダの母(ヴィナター)を苦しませたことがあったので、ナーガ達はガルーダから酷く憎まれている。

クリシュナ(Krishna)
ヒンドゥー神話に登場する最高神ヴィシュヌの第8の化身(アヴァターラ)。
その名はサンスクリット語で「黒い」「濃い青の」を意味する。
英雄アルジュナの御者(馬車の操縦手)および親友であり、開戦直前、身内同士の戦いに葛藤し、武器を置いて座り込んでしまったアルジュナに対し、魂の救済と義務(ダルマ)についての教えであるヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター(神の歌)』を説いた。

ハヌマーン(Hanumān)
ヒンドゥー神話に登場する猿の姿をした神。
風の神ヴァーユの化身または息子。
ラーマ王子の弟ラクシュマナが戦場で瀕死の重傷を負った際、薬草の生えるドローナギリ山へ飛んだが、どれが薬草か分からなかったハヌマーンは山を丸ごと抱えて戦場まで持ち帰り、仲間を救った。
非常に忠誠心が強く、ある時「本当に主君ラーマを愛しているのか」と疑われたハヌマーンは、自らの爪で胸をかきむしって引き裂き、その心臓の中にラーマとその妻シータの姿が刻まれているのを見せて周囲を驚嘆させたと言われている。
中国に伝わった際に、西遊記の主人公:孫悟空のモデルとなったという説もある。

メソポタミア神話
ギルガメッシュ(Gilgamesh)
メソポタミア神話に登場する半神半人の王。
暴虐の限りを尽くすギルガメッシュをいさめるため、神々は粘土から野人エンキドゥを作り出す。
ウルクの地で二人は激しく戦い、互いの力を認め合い、言葉では言い表せないほどの固い絆で結ばれた親友となる。
名を上げるため、二人は神聖なレバノン杉の森を守る恐ろしい怪物フンババを倒す旅に出る。
見事に討伐を果たすが、これが神の領域を侵すことになる。
さらにその後、美の女神イシュタールからの求婚をギルガメッシュが痛烈に拒絶したため、激怒した女神が放った「天の牡牛」とも戦う羽目に。これをも退けた二人だったが、またしても神々の怒りを買い、身代わりとして親友エンキドゥが呪いに倒れ、亡くなってしまう。
親友を失ったことで初めて死への恐怖が芽生えたギルガメッシュは、不老不死の秘密を求めて旅に出る。不老不死にはなれなかったが、最終的に「人間の死」を受け入れて偉大な王として国を治めた。
FateやFFのキャラクターが有名。

エレシュキガル(Ereshkigal)

メソポタミア神話に登場する冥界の女王。
その名はシュメール語で「偉大な(gal)大地の(ki)女王(eresh)」を意味する。
イシュタールの姉。
FGOのキャラクターが有名。
妹イシュタールとの逸話
妹イシュタールが「冥界を支配しよう」という野心、あるいはエレシュキガルの夫の葬儀に参列するという名目で、姉の領域である冥界に踏み込んでくる。
エレシュキガルは激怒し、門番に命じてイシュタールが冥界の門をくぐるたびに魔力や権能の源であるアクセサリーを一つずつ外させていく。
最後の門で衣服さえも奪われ、イシュタールは力を持たないただの生身の存在となってエレシュキガルの前に引きずり出され、怒りと死の眼差しで睨みつけられたことで、肉塊(死体)に変えられ、壁に吊るされてしまった。
夫ネルガルとの逸話
天界での宴に欠席せざるを得なかったエレシュキガルは、使者(ナムタル)を天に送るが、疫病の神:ネルガルがその使者に対して無礼を働き、激怒したエレシュキガルは「ネルガルを冥界に引き渡せ!」と要求。
こうして冥界へとやってきたネルガルだったが、エレシュキガルと戦いになる。
しかし、戦いの中で二人はお互いの孤独や強さに惹かれ合い、そのまま深く愛し合うようになる。
最終的にエレシュキガルが降参し、ネルガルに冥界の共同支配権を譲って、二人は夫婦として冥界の玉座に君臨することとなった。
イシュタール(Ishtar)

メソポタミア神話に登場する愛・美・戦い・豊穣の女神。
シュメール神話における豊穣の女神:イナンナと同一視されている。
エレシュキガルの妹。
朝方は戦いの女神、夕方は性愛の女神としての性質を帯びるとされている。
英雄ギルガメッシュの前に現れたイシュタールは、彼の美しさに一目惚れして求婚するが、ギルガメシュは「お前と結婚した男たちは、みんな悲惨な末路をたどった」と彼女の気まぐれで残酷な過去の男遍歴を暴露し、手酷くプロポーズを断った。
大恥をかかされ激怒したイシュタールは父神アヌに泣きつき、地上を滅ぼす「天の牡牛(グガランナ)」を送り込んで復讐しようとしたが、グガランナはギルガメッシュとエンキドゥによって倒されてしまった。
エルシャダイのキャラクターが有名。
アステカ神話
テスカトリポカ(Tezcatlipoca)
アステカ神話に登場する夜の空・風・北の方角・葛藤・支配・運命の神。
その名はナワトル語で「煙る鏡」を意味する。
最高神オメテオトルから生まれた4人の兄弟神の次男(黒のテスカトリポカ)。
ちなみに長男はシペ・トテック(赤のテスカトリポカ)。
東の方角を司る。
世界を創る際、大地の怪物シパクトリをおびき寄せるために自分の足を餌にして食いちぎられたため、片方の足首から先が失われ、代わりに丸い黒曜石の鏡が取り付けられている。

ケツァルコアトル(Quetzalcoatl)
アステカ神話に登場する太陽・農耕・文化・風・知恵・西の方角の神。
その名はナワトル語で、ケツァル=美しい緑の羽を持つ鳥、コアトル=蛇を意味する。
最高神オメテオトルから生まれた4人の兄弟神の三男(白のテスカトリポカ)。
地下の世界(ミクトラン)へ命がけで赴き、過去の時代に滅んだ前人類の骨を持ち帰り、その骨に自らの血を注ぐことで現在の人間を誕生させたとされている。
黒のテスカトリポカとは性格が合わず、世界の主導権を巡って何度も激しい戦いを繰り広げた。
FFの召喚獣やドラクエのモンスターが有名。

ウィツィロポチトリ(Huitzilopochtli)

アステカ神話に登場する太陽・戦争・南の方角の神。
FGOのキャラクターが有名。
最高神オメテオトルから生まれた4人の兄弟神の四男(青のテスカトリポカ)。
その名はナワトル語で「ハチドリの左(または南)」を意味する。
アステカの信仰において南は「死者の国」に通じる不吉な方角であると同時に、戦死した戦士たちの魂がハチドリに生まれ変わって太陽に付き従う場所でもある。
アステカの支配者層は自分たちの部族神であるウィツィロポチトリを「宇宙を統べる南の青いテスカトリポカ」として、無理やり(あるいは象徴的に)創世神話の4兄弟に組み込んだと言われている。
よってウィツィロポチトリの生みの親は後述するコアトリクエ説が本筋である。
ウィツィロポチトリの誕生
大地の女神コアトリクエが落ちてきた「美しい羽毛のボール」を懐に入れたところ、それだけで身ごもってしまった。
「母が不義の妊娠をした」とみなした月の女神コヨルシャウキと400人の息子たち(星の神々センツォン・ウィツナワ)は、コアトリクエを殺そうと山を包囲する。
すると母の胎内からウィツィロポチトリが完全な武装をし、燃え盛るシウコアトル(青い炎の蛇)を手にして誕生、瞬く間に姉のコヨルシャウキをバラバラに切り裂いて山の下へ投げ落とし、400人の兄たちもことごとく打ち破った。
これは「朝が来ると太陽(ウィツィロポチトリ)が月(コヨルシャウキ)と夜空の星々(400人の兄たち)を消し去る」という、毎日の天体現象を神話化したものであるとされている。
首都建国の逸話
ウィツィロポチトリはアステカの人々に「サボテンの上に蛇をくわえたワシが止まっている場所を見つけたら、そこに都市を築きなさい」と告げる。
長い旅の末、アステカの人々は正にお告げの通りの光景を見つけ、そこに都市を築いた。
これが後のメキシコの首都メキシコシティとなる。
この「サボテンの上のワシ」のデザインは、現在のメキシコの国旗にも描かれている。

トラロック(Tlaloc)
アステカ神話に登場する雨・雷・豊穣の神。
農業国であったアステカにおいてトラロックの怒りを買い雨が降らなくなることは「死」を意味した。そのため、首都の巨大神殿(テンプロ・マヨール)の頂上には、戦いの神ウィツィロポチトリと並んでトラロックの神殿が建てられていた。
雨乞いの儀式では子供たちの流す涙が雨粒を象徴し、泣けば泣くほど豊作になると信じられていたため、幼い子供たちが生贄にされる残酷な儀式が行われていたことでも知られている。
FGOのキャラクターが有名。

マヤ神話
ククルカン(Kukulkan)
マヤ神話に登場する豊穣の神。
その名はk’uk’ul=羽毛、kan=蛇を意味する。
人間に文字、暦(カレンダー)、天文学の知識、そして法律や農業技術を教えたとされている。
アステカ神話のケツァルコアトルと同一視されることが多い。
FGOのキャラクターが有名。

以上、世界の有名な神様をAIにフィギュアにしてもらった結果でした。

